削った命が回復するとは思わなかった
削った命はもう戻らないと思っていた。
ある年齢を境に、命は減るものばかりと思っていた。
日曜日、次男イッペイちゃんの体育祭を見に行った。
本人からは「来るな」と言われていたんだけど。黙って見るだけだし、絶対に声をかけないことを約束して(そもそも同意はいらないが配慮はいる)。
楽しそうな姿がよくて、それは息子だけじゃなくて、生徒全体の雰囲気がすごく良くて、若さと遊ぶ心が炸裂していて、元気をもらった。
が、お昼ごはんを食べて、眠くて、妻と娘を置いて、先に帰った。八郎岳にトレーニングに行きたくて。
その後、妻からLINEで「パパ、残ってイッペイちゃんを見ないといけなかったよ。カップルダンス」
なるほど、そりゃ、見られたくないな。来るな、というのも納得。
高校受験、イッペイちゃん、勝負どころで、諦めずに、突っ込んで勉強してよかったなあと。一緒に必死にやってよかった。もちろん、不合格だったとしても、それはそれで違った最高の人生があるわけだけど、ベストを尽くして、目標は達成できたほうがいい。
日曜日に、朝からジョギングして、子どもの体育祭を見に行って、昼寝して、酷暑の中、八郎にトレーニングに行く、汗だくの山頂で、
ふと、ここ数年の削った命が、回復してきたことを感じた。命って回復するんだなあと。そんなことがあるんだなあ。
命削って勝負したけど、命削ってでも完了させたくてやってきたけど、それが回復するとは思わなかった。
回復したいま、前よりも、自分が持っている命のパワーは、使える命のパワーは格段にアップしたと思う。逆境を乗り越えていくと、強くなるってこういうことなんだなあ。
もちろん、ガツンと使えば、やっぱりへたる。相当へたる。回復するまでは、時間もかかるんだけど、それがいつ回復するかわからないけど、回復するんですね、やってみてわかったわけですが(回復するとは思っていないし、見通しがあるわけでもない)
回復しないうちに、また負荷をかけるとぶっ壊れてしまうだろうし、回復前に、完了できずに討ち死にするかもしれないから、さじ加減は必要ですが。命は有限であり、ある時期に、命を無限に使えるわけではないから。
それにしても、イッペイちゃんのカップルダンス、見たかったなあ。
知ってたら残っていたのに、教えてくれるわけないしな。午後からは「ムカデ競争しか出ない」って言ってたのに。。。ムカデ競争か、八郎でのトレーニングか。後者だよなあ^^