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子どもの時間は命、親の時間はマネー。

子育ては、小川の家。
※写真は本文とは関係ありません

久しぶりにお金の話。

時間を子どもの視点で考えると、

幼少期がいかに大切でかけがえのないものなのか

毎日実感していることと思います。

親の時間とは、ズバリお金です。

電卓をたたけば、ゾッとする現実を自覚できます。

例)

Aさん夫:36歳、年収400万円、去年9月時点での預貯金400万円、過去1年間で年収の20%=80万円貯金できたとする。

預貯金残は400万円+80万円=480万円、年齢+1歳。

60歳完済とすると住宅ローン返済期間は1年短くなる。

【ケース1:去年、決断した場合】

住宅ローンの支払い希望額:月7万5千円、25年ローン、頭金300万円(400万円のうち)

⇒総資金力は、借入金1、700万円+300万円=合計2,000万円

【ケース2:今年、決断した場合】

頭金380万円、24年ローン

⇒総資金力は、借入金1,620万円+380万円=合計2,000万円

Aさんの資金力は、1年前と変わらない。

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これから貯金する、という計画の人に確認しておいてほしいことがあります。

それは「去年1年間で実際、いくら貯蓄額が増えたのか」という点。

Aさんの場合

「子育てにとって快適ではない」住居で+1年辛抱して家賃+貯蓄できたしたとしても、総資金力は変わらないという現実。

これはどういう家庭生活を意味するかというと、

子どもの心身の健康にとっても、夫婦にとっても

日常の暮らしの質については、

時間もお金も損しただけです。

もちろん、この1年間で何が大事なのか、優先順位について結論を出すために考える時間が必要だったというのであれば話は別です。

子どもが成長すると、特に、小さな子どもを育てるのにはお金がかかります。

第二子、第三子となると、かなり節約しない限り、貯蓄額は増えません。

社宅や官舎、住宅手当など、住居費に関して厚遇があれば別ですが。

返済年数を伸ばしたとしても、それは借金返済を先送りする、バリバリ働ける時期に比べて、収入が当てにできない時期に30代、40代と同様の住宅ローンの支払い額は同じ、という固定費を抱えることになります。これは厳しい。

繰上返済?

現実はそう容易ではありません。

住宅ローン、教育費、生活費を支払いながら、繰上返済財源をつくれる夫婦は、もともと繰上返済が必要のないぐらい、自己資金を貯めていた人です。

幼少期の子ども時間はかけがえのないものです。

同時に、親にとっての時間とは、お金の観点から、かけがえのないものです。

日常生活において、様々な場面で、節約、低価格品で損得勘定していると思いますが、住宅に関していえば、それらとはケタが二桁、三桁ちがう次元で「損」しているかもしれないことをこの機会に、気にしてみてください。

次の1年で貯蓄できる額とは、

前提条件が大幅に改善されない限り、

過去一年と同額か、それ以下です。

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家づくり診断:info@ogawanoie.jp

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
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