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発達障害と住まいの関係〜療育は住まいから

放課後等デイサービスの新規出店の拡大に驚いています。さらに驚いたのは、テレビCMまで始まったこと。子育ての家OBの方の中には、放課後等デイサービスにお勤めの方が何人もいらっしゃいます。空きテナントの入居工事が始まったなあと思って眺めていると、以前だと、それは高齢者のデイサービス施設だったのですが、現在は放課後等デイサービス施設の割合が多いように感じます。統計に基づくわけではありません。

ただ、そもそもそんなに出店するような、需要があるようなものなのか、という疑問があり、現にあちこちに施設が立ち上がり、テレビCMまで始まると、それほど多くの子どもたちが必要としているサービスなんだなと。スポーツジムのように、エクササイズしましょう!という広告・営業・マーケティング活動で会員(お客様)が増える、獲得できるわけではないですから。

母子の心身の健康にとって、住環境の重要性を認識して、かれこれ20年を超え、ずっと子育ての家にこだわってきた私としては、なんとも複雑な。。。

「歌って踊れない」「静かにしなさい!」という自宅の住環境下で生まれてから幼少期をずっと過ごし、知育アプリなどが入ったスマホやipadを渡されて、静かに、おとなしく、躾けられたのに、ある時期になると、言葉の発達が遅いとか、体を動かせない、みたいなことを診断されてしまう。

どっちやねん!

どうーしろというのか!

喋りたい時に喋らせてもらえない、走り回りたい時に走らせてもらえない、外で遊びたい時に室内でじっとしていなさい、その日々も療育です。発達環境です。何がどう発達障害なのか。。。

医学的には生きづらさとかコミュニケーションとか、まあ、あるでしょう。でも、幼少期に密室でじっとしていなさい、黙っていなさい、スマホで遊んでいなさい、という育て方をしていて、ある時点で、きちんと喋ってくれ、コミュニケーションとってくれ、と要求されても、そのスキルを求められても、はあ?ではないだろうか。それこそ、場違いなリアクションになる。そもそもそういう切り替えが苦手なわけで。

ここ数年、ちょっと気になる子、あるいは、発達障害、支援学校など、以前はアトピーや喘息、頭痛や体調不良という問題を抱えている夫婦や子供が多かったのですが、それらに加えて、発達障害的な問題でのご相談が増えてきました。子どもの数はものすごく減っているのに。

放課後等デイサービスで子供たちが過ごせる時間って、一日8時間とか10時間ではない、わずか数時間です。やっぱり自宅の環境って大事ですよ。夜だって、歌いたくなることもあるでしょうし。庭で外遊びする分には暗くなってからでも安全ですよ。そういう環境を与えてあげてほしいです、親の目先の利便性うんぬんよりも優先してほしい。結局、親の目先の利便性を優先するが故に、子供に負担がかかり、犠牲が増え、結局、子どもを放置するわけにはいかないから、親の利便性も犠牲になっていく、双方、ハッピーじゃないと思うんですよね。お互い犠牲になっても、住環境が窮屈でストレスフルで、安心して安全に暮らせないと、そのストレスをまた外で爆発、発散させることになるわけですから。そして実際にそうなる。その負荷を福祉や教育の方々がプロ、職業としてサポートしてくださるわけですが、それでもベースとなる自宅環境が落ち着けば、プロの方々の負荷も減るし、療育の効果も高まる。療育でできる全体のパワーが+5だとすると自宅環境がマイナス5だと±0までしか持って行けないけれど、自宅環境が±ゼロだとプラス5まで持っていける。自宅環境がプラス3だとプラス8です。医学的・福祉的診断において同じレベルでも自宅の住環境次第で、生きやすさ、成長度はまったく違う次元になります。

ワンオペ育児で、ワンオペ密室育児で、これにワンオペ発達障害に加えて、ワンオペ家づくり、ワンオペ住まいの問題解決というリアルな相談を受けると、少子化も異次元になるのも理にかなっている。

自宅が、子どもにとって、安心して生きられる場所であってほしいし、まずそれが先だと思います。歌って踊れない、自由な外遊びができない(許されない)自宅環境下で、言葉の発達とか、コミュニケーションとか、落ち着きとか、そんなものを求める方が道理が通らない。

子どもが育つ、生きる1日1日をどこで過ごすのか。住環境を正しく向き合って、子ども優先で決断してほしいです。子が本当に宝なら。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。