安い家が欲しいのか、幸せに暮らせる家が欲しいのか
結婚するなら、
安い男がいい、
っていう女性は稀有だと思います。
結婚するなら、
稼げない男がいい、
っていう女性も稀有だと思います。
結婚するとき、
幸せな人生を歩めそうな人を選ぶのではないでしょうか。
住まいは人生のパートナーです。
どんな人生にしたいかで、そんな住まいが必要か、は決まってきます。
ただ、なぜだか、安い家に住むと幸せに暮らせるという先入観があります。家賃が高い=不幸みたいな。
実際に、安い家を建てた家族は幸せな人生になっているのでしょうか。
安いところに住んでいる人たちの暮らしと人生は豊かでハッピーなものなのでしょうか。
安さを重視して選んで、さて、なにがハッピーなのでしょうか。
仕事のやりがいを重視して、その仕事は給料が高くない、ということはありますし、給料は高いけど、その仕事はしたくない、というのもあります。
安いに越したことはない、は正しいのでしょうか。
私は、当社は、職人さんたちからの見積もりに対して、値引きや値下げは要求しません。「もうちょっと安くならない?」とは絶対にいいません。もし、想定していた予算を大幅にオーバーするようなら、中身を見直すか、別の方法を考えます。内容を変えずに、要求はそのままで、価格を下げてくれ=犠牲になってくれ、は絶対にいいません。そんなことをすると、ろくなことがないからです。
もちろん、安い家が欲しいなら、それに徹すれば、必ず安い家が手に入ります。ただ、それは安い家であって、家族が幸せに暮らせる家ではない。少なくとも心身健康に、安心して、安全に、快適に、長く暮らせるような家ではない。
自分たちが幸せに暮らせる家を、自分たちの予算内で、という考え方で、家づくり、住まい選び、業者選びをすれば、必ず幸せに暮らせる家が手に入ります。妥協は必要ですが、正しい妥協ができるからです。
他方、安い家を求め続ける人は、妥協する内容を間違えます。そしてその間違い、その多くは致命的な間違いに気づくのは買った後です。数ヶ月後かもしれないし、数年後かもしれないですが。住み続けていくうちに必ずダメージを受けます。家族の、家庭の誰かに、どこかで、心身の健康面に関して、発達や成長において、好ましくないダメージを受けます。
私はたくさん販売するよりも、お客様家族がしっかりと幸せに暮らせるであろうことを担保できる範囲で、商売をしています。商売ですから、時の流れで、仕事が多いときもあれば、暇なときもありますが、暇な時には学び、学問、見直しの機会に充てています。
安い家が欲しいのか?幸せに暮らせる家が欲しいのか?
あなたが家を探している、求めている、今の住まいを変えたいと思っているのは、安い家が欲しいからなのか?それとも笑顔で心も体も健康に暮らしたいからなのか。
3連休ですね。自宅に3日間こもってみると、ご自宅が家族にどんな暮らしと日常と人生を与えてくれるのか、気分を与えてくれるのか、よくわかるはずです。ただどこかに外出したいと思うなら、それは家に居たくないってことですし、居たくない場所に一生住むっていうのは、幸せではないと思います。
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