子育て優先の家づくり

知らなかったことに、しておこう。

現在の子育て環境は、安全第一ですか?
小川の家のお客さまは「yes」と答えるでしょう。
家賃が安い、駅まで近い(利便性)、部屋数が多い、広いからなど、
各夫婦の子育て観、家庭観に応じて、住居が選択され、
暮らしというより、日常生活の質が決まります。
この点に関しては、収入は関係ありません。
幸か不幸か、当ブログのご覧になった方は、
①住環境が子どもの心身の発達に与える影響
②シックハウスの危険性
を認知してしまっている。
それを踏まえ、どうふるまうか。
様々な理屈(都合)をあげて、現状を正当化(放置)する人もいる。
「将来的には」など、根拠なき計画を語ることで、単なる先送りという事実を「計画的」と表する人もいる。
何とかしよう。と家づくり診断、書籍購入、資料請求、室内空気汚染測定、パートナーとの話し合いなど、一歩行動を起こす人もいる。
現実には、子どもの健康が一番大事にされるのは、
お腹の赤ちゃんから1歳を迎えるまで、である。
五体満足、健康であれば、それ以降は、親が我が子の健康のために、尽力する日常は減る。仮に、なにがしかの体調不良があったとしても、病院通い、薬漬けで対処する親の方が多い。
最近では、放射線、食材の産地や農薬に関しての意識が高い人が多いが、そんな意識の高い方々でも、こと自らの住環境に関しては、安さ、便利さ、目先の都合最優先で、「大手だから安心」「24時間換気だから安全」神話の信者となっている。
子どもたちの、心身の健康状態はどうだろう。
教育現場では、「意欲なき人間」にいかにして意欲をもたせるかという段階以前に、意欲という感覚をいかにして自覚させるかに腐心しているようである。「考える」力も同様である。
医療現場では、アトピー、ぜんそく、皮膚系、アレルギー、倦怠感を抱えた子どもたちが次々とやってくる。
日本の住宅建築には「不都合な真実」がある。
しかしこの根本原因は、業者と行政だけにあるのではない。
社会に、消費者に、買ってもらう為に、そのニーズに対応した結果にすぎない。
「不都合な真実=都合のよい現実」とは、ある意味、世のため、人のため、みんなのため、なのです。
そしてその被害者は、純粋無垢な子どもであり、
取り返しがつかない損害を被るのは、
子どもたちの心身の健康である。
この現実を知ってしまってから、どうふるまうか。
道は二つ。
ひとつは、知らなかったことに、しておく。
もう一つは、親の責任として、なんとかして改善する。
私は、親の、わが子に対する善意を信じています。
家づくり診断→info@ogawanoie.jp

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。