お客様の暮らし

今日の安さ便利さよりも毎日笑顔で暮らせる家を。

お客様から届く年賀状には「幸せです」「のびのび育っています」「この春、小学生になります!」「中学生に!高校生に!」「ウッドデッキの塗装頑張ってます!」「2階リビング、明るくて、暖かくて、お友達もびっくりします!」など。5年、10年、15年前に建てさせていただいたご家族からの人生の変化と日常に元気と勇気をもらいます。そして、3人目、4人目というご報告に、ほっこりします^^

振り返ると、皆さん、子育てのための家づくりを決断する前は、賃貸アパートや社宅、公営住宅、ご実家に同居していたんですよね。住まいで最優先していたのは、今日の安さと便利さでした。

「住んでみて」確かに安くて便利なんだけど(そりゃそうだ)、安心して、笑顔で暮らせない日々となっていったわけです。家事も育児も仕事も楽しみたいけど、それができていない。住むところに困っていたから、子育ての家づくりを選んだわけではないのです。より良い暮らし、より良い人生、より良い子育て、幸せな人生、何より子どもと過ごせるかけがえのない時間という視点で考えたときに、このままじゃいかんなあ、この住まいのままでは望む暮らしも人生も子育ても永遠に手に入らないことがわかったわけです。住まいを変えなければならない、中古も探したけど、フィットしない。

生きるのは自分の人生だけなので、自分がどこに住むかで自分の人生は決まってきます。自分が望む人生を歩むなら、どこに住めばよいのか、どんな家に住めばよいのか、決まってくるわけです。ただ、子どもは自分の人生で、どこに住むか、どんな家で育てられるのか、選べない。

安くて便利で借金もしなくていい住まいを選んだけど、それでハッピーに暮らせると思ったんだけど、あれ?違うなあと。そこでハタと気付くわけです、私がいちばん望んでいるのはなんだろう?って。自分の幸福感ってなんだろうって?

私は東京都心で暮らしていないです。たまに都会の空気を吸いに行くのは楽しいですが、働いて暮らす場として、私は都会より地方、地方の中でも中心部ではなく、空気が綺麗で静かで緑と安心して付き合える隣人に囲まれたところがいい。地方でもマンションの一室で隣人や上下階の人が誰かもよくわからない人たちの中で家族と暮らすのは、心穏やかに暮らせるイメージができないので庭のある木の家に住んでいます(独身時代は賃貸ワンルームマンションでしたけど・笑)

「家なんか、いらない」ってご主人がおっしゃる相談はよくあります。

でも、これまでの経験とデータから明らかになったのは、その真意は「自分のためには」いらない、です。「妻と子供のため」なら、いる(かもしれない)。妻と子供が毎日笑顔で健康に暮らせる、そのためなら、借金してよい、と見方が変化します。自分の通勤が多少不便になっても構わないと現実的な判断を受け入れる。「家なんか、いらない」というご主人がイメージしているその「家」というのは「こだわり」の家づくり、マイホームに紹介される夫たちのような「家」です。あるいは友人知人が建てた「こだわり」の家を見て、自分はそういう家ならいらない、モノにはこだわりがない、ということ。ですから、家を建てる、マイホームを購入する目的が何か、こだわりのモノを買うためなのか、それとも家族が笑顔で心身ともに健康に、安心して安全に長く暮らすためなのか、この2択で、後者だと正しく理解できれば、「家なんか、いらない」ということにはならないはずです。なぜなら、幸せな家庭を築きます!と誓ったわけですから。夫が妻と子どもの幸せを第一に考えないとしたら、それはどんな愛ですか?って話になるからです。

安くて便利でも幸せに暮らせなかったら意味も価値もないと思いますし、毎日イライラしていたら、本末転倒。その原因は安くて便利だからでしょ、って話です。そんなところに住んでいるから、心も家計も貧しくなる。家事も育児も楽しくない。疲れもとれない。夫婦の会話も減るし、関係も悪化していく。外食外出が増え、浪費する。そのうち、心身の健康も害すようになる。家計も貧しくなるし、貯金も資産も残らない。貧困スパイラルです。

お客様の笑顔と言っても、マクドナルドでの「瞬間的な」笑顔と、子育ての家が提供する笑顔は、本質的に異なります。持続可能な笑顔です^^持続可能に幸せに暮らせる住まいを、お客様ご家族にとって幸福な人生に役立つ住まいを今年も一つ一つ実現させていきます。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。