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子育ての旅に、どんな宿を使うか〜1泊2000円の宿で笑顔で子育てできるわけがない〜

相談者の多くは、家賃6万円前後のアパートの一室に暮らしています。宿代に換算すると1泊2000円。2DKで宿泊人数に制限なし。月額契約。水道光熱費は別。管理会社の規定、要するに宿泊規定があれこれあり、「赤ちゃん子どもは静かにさせなければならない」という条件が、実際に泊まってみると最大のストレスになることが判明する(子どもNGの宿ではないけれど)。

子育てって、旅だなあと、最近思います。親も子もすべて一度きりの旅をしているわけですね。人生も旅に例えられるように、子育ても旅です。

自宅というのは、旅の宿ですね。旅の拠点です。

旅のよしあしは、宿と食と人でほぼ決まる。

宿が良くて、食べ物が美味しくて、いい人と出会えると、いい旅だったと感じます。天気は自分たちではどうすることもできないが、宿と食は自分で選べるし、選ぶし、それを通じて人との出会いもついてくる。

良い宿って、エネルギーの源になってくれる宿です。張り詰めた場所から宿に帰るとホッとする。明日も頑張ろう!と思える。高級宿が必ずしもエネルギー源になるとは限りませんが、一流と言われる宿は、宿泊客に、パワーを与えてくれるハードとソフトを提供している。もちろん、身の丈に合わない宿に行くと、それはエネルギーを吸い取られる(苦笑)

他方、安宿って、パワーを奪う宿です。わかり易い指標は「よく眠れない」です。「景色が見えない」「廊下や隣室の声が響く」「変な匂い」「窮屈」「雑」など。

もちろん、本人の収入に見合っていない宿に泊まると、これはもう良い宿ではないですよね。落ち着かないだけですから。他方、宿をケチりすぎると、家族みんな、嫌な思いをする。旅の思い出は二度と泊まりたくない宿で占められる。

経済的理由で、マイカーはもちろん、スマホも所有できません、というような家庭の場合、1泊2000円、毎月6万円の家賃の住居で生活することはできません。ですが、マイカーはある、スマホも夫婦それぞれ持っている、世帯年収も300万円以上ある、となってくると、1泊2000円の宿で子育ての旅を続けることが果たして幸せな人生につながるかどうか。子育ての旅の思い出は、どんな思い出になるのか

安宿にも魅力はあります。まず、安い。窮屈だろうが、陰気だろうが、騒音振動が酷かろうが、臭くてもよく眠れなくても、財布から出て行くお金は最少ですむ。治安が悪くても、夜中うるさくても、駅やコンビニが近いとか。メリットはある。子育ての旅の思い出として、何が残るか。子どもにとっては叱られてばかりの場所だったかもしれないし、母親にとっては、叱ってばかりの日常だったかもしれない。

私は仕事でも遊びでも旅する機会が割と多く、いろんな宿に泊まります。安いから、という理由で選んだ宿で、よく眠れたことは一度もありません。良いサービスを受けたこともありません。5000円支払っても、そのお金、なんだか、ドブに捨てたみたいな気がするんですよね。安いからありがとう!のはずなんですけど、支払った後で、ありがとう!って思えないんですよねえ。もちろん、話のネタになる、人生で二度と泊まりたくない安宿というのもあります^^

子育ての旅にどんな宿を使うか。どんな思い出が生まれるのか。振り返った時に、ここで子育てできてよかった、幸せだった、と思えるような宿を選んでほしいです。

家づくり診断サービスの申込み

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。