初めての方へ

気に入らないことを飲み込むと「心豊かに健康に暮らせる家」と「幸せな人生」が手に入る

H様の上棟式。場所は福津市勝沼。
ご主人は私と同年代のアラフィフ。
ここに至る想いや葛藤、艱難辛苦を思うと、グッとくるものがある。
正しい家づくりには気に入らないことが含まれます。
思い通りにならないことを飲み込まなければなりません。

子育て優先の家づくりは、幸せスパイラルに人生を持っていくための手段です。とはいえ、その過程は、今までの延長線上にはなく、時に考え方の大転換を迫られるし、強制的な断捨離もあるし、ハッピーなことばかりではありません。それよりも思い通りにならない現実を受け入れなければならない、見たくないものに向き合い、判断を迫られる厳しい序盤戦があります。

オリンピックアスリートが、その夢の舞台に立つまでに、どれほどの努力をしているのか想像できませんが、彼らもその笑顔にたどり着くまでに、たくさんの気に入らないことを飲み込んできたはずです。

Hさんには、ずいぶん、我慢というか、現実を突きつける事態があれこれありました。これは嫌われるなあ、というレベルのものではなく、受け取り方、受け取られ方次第では、それまでのHさんの人生や生き方の否定にもなってしまう。軌道修正するというか、本当に求めているものを実現させるためには、自分を変えていく必要がある。そこに向き合う私自身も、覚悟がいる。気に入らないことを飲み込んでもらい、やるべきことをやるべき手順でやってもらえればHさんの願望を叶えることができるし、それは弊社が仕事をさせていただけることになる。他方、飲み込んでもらえなければ、Hさんが抱える問題は一つも解決しないし、願望する暮らしも人生も叶わない。私たちも売り上げがゼロである。

たくさん飲み込んでもらった私としては、もう少し楽な、嫌な思いをしなくて済む方法はないものか、ずっと考え続けてきた1年半でした。自分を変える、思い通りにならないものを受け入れるといっても、程が有る。

帰り際、ご主人と二人だけで、少し話す時間がありました。お仕事の変化というか、近況報告です。ご主人のお仕事は、WEB関係のフリーランス(自営業)。この子育て優先の家づくりを通じてというか「住まいを変えれば人生が変わっていく」という私(小川)の話が、Hさんのビジネスの上でも、ものすごく好影響を与え、質の高い方向へ大転換しているとのこと。それは本人にとっても予期せぬ、ご縁の連続だったとのこと。

住まいを変えれば人生が変わっていく

その前段として、

考え方、優先順位を変えて、住まいを変えれば、人生が変わっていく、

ということです。

考え方を変える、というのは、いちばんのストレスです。で、考え方を変えることは手段ですから、なんでも変えなければならないということではないです。

大切なものは何かを考え、問うて、方針、結論を出す。それを大切にするために優先順位をつける、時に考え方を変える、物の見方を変える、行動を変える、持っているものを手放す。それらを組み合わせることで、現実が変わり、未来が変わっていく。

「向き合う」

自分と向き合う
パートーナーと向き合う
我が家の経済力と向き合う
現実(社会)と向き合う

「向き合わせる」
という役割を担っている私ですが、向き合わせるからにはこちらにも覚悟がいる。
私自身も自分と社会と会社の力などと向き合う必要がある。

信じて一つ一つ向き合って、深く考えて、やるべきことをやるしかないわけですが、たくさん気に入らないことを飲み込んだのはHさん夫婦です。尊敬します。

で、思い通りにならない中でも前進していく、そこで手に入るものというのは、かけがえのないものだし、それがまさに、人生を幸せにしていく原動力をつくり上げていくことなんだと。

ま、嫌われたくないんですけど、相談者や依頼主が私に期待していることは、調子のいいことを言うセールスマンや八方美人の社長ではなく、我が家が笑顔で心豊かに健康に暮らせる家を叶えてくれること、です。幸福な人生は当人がつくっていくものですが、腐った食べ物を食べ続けて、健康で生きるというのは不可能ですから。同様に、心身健康に生きるためには心身健康に暮らせる家が必要です。その家を自分で作ることはできないわけですから、誰かに頼むしかない。それは私が牛を育てていないけれど牛肉を食べるにはどうすればよいかと言うと、スーパーやお肉屋さんで、買うわけです。安全で快適でクールな車に乗りたいけれど、自分で車をつくれないですから、トヨタや日産、アウディでお世話になるわけです。

家づくりは人生における消費活動の中で、最も難しいです。それを成功させると言うことは、それ以外はほぼ間違いなくうまくいく^^致命的な判断ミスをすることはないです。

2階リビングから海が見える

ご主人が送ってくれた一枚。徒歩数分に美しい海岸線が広がる。家を建てるのは、彼らのため。自由だよね、毎日が^^

 

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。