お客様の声

営業マンではなく実現請負人

昨日、あるお客様の土地に関する重要な問題が解決しました。これで着工できます。

土地の問題、お金の問題、ローンの問題、夫婦の問題、家計の問題、親族間の問題、税金問題、相続問題、隣地問題、境界問題、許認可問題、家づくりには必ず問題が生じます。

私の肩書きは、それこそ20年近く前は、企画営業担当でした。営業マンでした。セールスマンでした。

どの時点で「実現請負人」という肩書きに変えたのか記憶がありませんが、理由は二つあったと思います。一つは、自分が実際にやっていること、スタンスをネーミングにすると、営業マンではないな、ということ。もう一つは、家づくりは、セールスする、売り込むものではない、という結論。

家づくりのご相談の中で多いのは、住宅会社の営業マンからのしつこい売り込みが怖い、ということ。丁々発止で、複数の会社の営業マンを相手に、相見積もりやら提案競争させることができる(苦手ではなく、むしろそれが好き)というタイプ以外では、一度、相談に行くと、自宅に来られたり、なんども電話がかかってきたりで、契約するまで帰らない、的なことがあるのではないかと、不安に思われる人も多い。実際に、夜討ち朝駆けではありませんが、営業ノルマ、営業成績、首がかかっていますから、そうなってしまう営業マンが多いのも事実です。

同じマイホームでも、マンションや建売住宅、中古住宅、建築条件つき宅地の販売であれば、商品が決まっていますから、セールス行為になります。物件を紹介して、金額面などの交渉をする。これはセールスです。

他方、家づくりというのは、これから土地をどうするか、建物をどうするか、いつするか、お金はどうするか、いろんな物事を一つ一つ決めていく行為です。ですから、今月中に契約してください、キャンペーンしますから、とセールスしたところで、今月契約しても、次に進まないわけですね。つまり、セールストークでは完結しないのです。

失敗する家づくりの原因とは、このセールストークの連続に乗ってしまったことに尽きます。クレームになる原因も結局、目先のセールストークの結果、そんなに美味しい話はあるわけない、ということ。

とはいえ、消費者心理からすると「よい話(条件)」「自分にとってお得」な話に乗ります。そりゃそうです。最初から自分にとって不都合がある話に乗りたくないですから。

私のように、最初に(主に家づくり診断サービスを通じて)、現実的な話をすると、ほぼ100%嫌われます。現実は変わらないので、最初に話すか、後出しジャンケンするか。途中で話すか。どちらにしても向き合うべき課題、避けて通れない問題は、ある

家づくりには様々な問題が必ず生じます。その局面で、どう判断して、どう動いで、どう打開するか、撤退するか。プランBは何か。

私は実現請負人という肩書きを名乗っている以上、依頼主より先に諦めることは絶対にしません。必ず方法があると信じて、探します。理不尽なことがあれば相手が誰であれ、依頼主のために、闘います。

私は、依頼主にとっての最強の助っ人、用心棒でありたいし、そうあるべきだという信念に基づいています。

お客様は、小川の家に「家」の注文をするわけですが、その前段とか、その中には「小川勇人を雇う」という価値・サービスも含まれているわけです。

商品・製品の売買であれば、モノと価格の折り合いさえつけば、気に入らない営業マンからでも、その場限りなので、購入できる。アマゾンで購入するのが典型です。モノをちゃんと届けてくれさえすればよい。マンションの購入も同じです。営業マンの対応が悪くてもモノ自体が変わるわけではない。ま、気分は悪いので、あんまり害すと買わないわけですが。

家づくり、マイホーム購入には、問題が必ず起こる。

そして、どんな問題が、いつ起こるか、わからない。

その問題を自分で解決できるか否か、わからない。

だからこそ、自分が信頼できる会社、担当者に依頼することがもっとも重要です。そして、それは誰もが常識だと思っていて、信頼できない人に依頼するなどあり得ないのですが、現実には、セールストークを信用して、肝心な現実的な問題に向き合うことを避けるのです。

結局、良いセールスマンというのは、セールストークをしないし、信頼を構築することから始めるし、それには時間がかかる。

個人情報を開示したくない社会背景はありますが、自分がどういう状況なのかを相手に開示しないと、適切な助言、解決策、サービスを受けることはできません。後から自分のマイナス側の情報を開示すると、それこそ自分の信用を失いますし、信頼できる業者・担当者ほど、そういう人とは付き合わないという判断をします。

なんとかしたいと思われている方は、まず、下記サービスをご利用ください。

ご夫婦でしっかり話し合いたい:家づくり診断サービス(ヒアリングシートの郵送)

https://docs.google.com/forms/d/1lCbeq3IWpCHs9cfdyjEOyQbyZ-44brLDX5Re3gr1koI/edit

夫婦で温度差がある方:母親のための伴走サービス(ヒアリングシートの郵送)

https://docs.google.com/forms/d/1Jt8wDN10tgb7bvuHC_AzVRUtxw1f7X9c5CvHGe6LuiI/edit

ひとまず資金的にマイホーム購入が可能かどうか知りたい:資金診断サービス(匿名、ネットのみ)

https://docs.google.com/forms/d/1UDU_TAf9yl3DwoRYZJwDHKIF1Cf2Y95KYo0Ani1qDhA/edit

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。