MY LIFE

雷鳥に会えるのは悪天候だから〜北アルプスの稜線に立てる幸せ〜

今年も念願の北アルプスの稜線に立つことができました。
この5年で長野に10回!
8月に家族で、9月に一人で山登り。

私にとって、私たち家族にとって、北アルプスはパワースポットです。とくにその稜線に立つと、絶景が広がるわけですが、さらに魅力をそそるのは、その稜線のほとんど全てを歩くことができること。毎年死者、遭難者が出る危険なところもありますが、それを除けば歩けます。もちろん、体力、装備が必要ですが。

今年はコロナ禍で子どもたちの学校のスケジュールが流動的だったこと、山小屋の営業が通常営業ではなくなったことなどから、家族登山は断念。

私もソロ登山をどうするか、若干悩みましたが、空いている山小屋もあり、営業スタイルは大幅に変更されているわけですが、それでも行けないことはないのでいくことに。

今年は、8月に入り、長野県からのご相談案件もあり、出張に合わせて登山というより、登山に合わせて出張(現地調査)するという(笑)

9/29(火)長崎→東京→新幹線→長野県。お客様と現地確認(資料や写真等を頂き、法令調査、LINEや電話、不動産会社ともやり取りしていたのですが、当該土地は断念して頂きました。売り物ではないし、売ってはいけないし、このまま進んでもトラブルに巻き込まれるだけなので)

駅前のホテルに宿泊して翌朝05:40ホテル発。中房温泉登山口まで車で2時間。08:15入山(標高1,450m)。まずは燕山荘へ(標高2,704m)。最高のコンディションの中、北アルプス3代急登、コースタイム4時間20分のところを休憩入れて2時間40分で北アルプスの稜線へ!

2017年8月は家族で

今回は一人なので、3年前を思い出しながら。やれるときに、無理してでも、やっておけ、ってホント、大事です。

小川 勇人さんの投稿 2020年10月3日土曜日

この絶景を眺めながら、貸切状態の表銀座を縦走します。燕山荘→大天荘までコースタイム3時間40分のところを休憩入れて2時間で到着。

コロナ対策で、宿泊は完全予約制、定員は通常の半分まで。ということでこんなにリッチなスペースに。


時間があったので、近くを歩こうかと思ったのですが、ガスがかかってきてあっという間に景色は見えなくなり、山小屋でのんびり過ごすことに。

夕食は17時(ちなみに朝食は05:00)、おいしかった^^

夜、なんだか寝付けず、ほぼ一睡もできませんでした。熱っぽくて、日焼けしすぎだな、と合わせて、軽い高山病のような。市街地から一気に標高あげて移動したのと、一人で、どうしてもペースが速くなるのと、水分補給が不足していたような。

翌日の天気予報は、ゆき、ミゾレ、雨、風、気温は氷点下〜3度、がお昼頃まで、と。刻々と変化する。体調もイマイチ、天候はよくないので、予定していた常念岳への縦走は断念して、下山することに。

こういうコンディションの中、6時間も歩くような装備はしていない。次回はそのつもりで行く

小川 勇人さんの投稿 2020年10月3日土曜日

下山といっても北アルプスの稜線です。コースタイムで7時間30分の道のり。

稜線歩きでは、暴風ゾーンと静かなゾーンと風向きや樹木でまったく異なってきます。ガスで一面覆われたり、雨風強くなったり、気温が低下したり、逆に、遠くに晴れ間が見えたり、これはこれで快晴では味わえない幻想的な風景です。

前日より気温が低下したことで、紅葉が一気に広がっていたり。燕山荘が見えてきたところで、

雷鳥ちゃん

小川 勇人さんの投稿 2020年10月3日土曜日

2時間歩いて燕山荘に到着。これで遭難や滑落死のリスクはなくなり、ホッとする。軒先借りて休憩(コロナ対策で、宿泊者以外は建物内部に入れてもらえない)

大天荘を出てから4時間で中房温泉に無事下山。

温泉入って、山小屋で注文していたお弁当を食べて。予定を1日短縮したのですが、友人から東京都内で食事しようというメッセももらい、東京へ(レンタカーで2時間、新幹線)。

夜、指定された場所に行くと、そこはもう、これまでの人生で味わったことのない、あーこんな世界があるんだ、という元麻布にある会員制の高級懐石料理店。

12時間前は、北アルプスの稜線で、山小屋の軒先で、クリームパンを頬張っていたのに、このコントラストに、人生面白いなあって^^

また来年も北アルプスの稜線に立てるよう、それを想い描きながら、今日1日を大切に生きていきます^^

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。