家を建てるべきか否かの判断基準1〜自宅にいるだけで幸福感を味わえるか〜
小川の家では、家づくり、マイホーム購入を「損得勘定」で判断していません。例えば、金利が安いから建てよう、とか。
家を建てるというのも決断ですが、何もしないというのもこれまた決断です。家を建てるという可能性を捨てる、自分が望む暮らしを諦めるという決断ですから。
なんとなく欲しい、憧れる、という願望や欲求というのは誰にでもあるわけですが、だからと言って、同じ感情を持っている人全てが決断(行動)に移すかというとそんなことはありません。
建てるべきか否かの判断基準として、大事なことは何か、と考えたとき、私の結論は二つです。
一つは、「今の自宅にいると、自分が幸福な気持ちになるか、否か」
もう一つは、「今の自宅で、子どもが自由で健康で生きられるか、否か」
幸福感というのは、結局、これがいちばん大事なんだと思います。幸福感があると、健康になるし、健康になると幸福感もある。イライラしていると、体調崩すし、体調崩せばさらにイライラする。ネガティブになっていく。
家を建てるか否か、という前に、今の自宅にいるだけで、幸福感を感じられない、という結論だとすると、少なくとも、住まいを変えるべき、という判断になる。次のステップとして、変えるべき、から「変えるという決断をする」か「変えないという決断をする」か。
変えるという決断をした次には、
変えるべき環境は、
マンションなのか戸建てなのか。
それが賃貸なのか、持ち家なのか。
育児子育てにおける幸福感、家庭生活、夫婦生活における幸福感はどこでどう感じるか。人それぞれ違うのですが、大きな指標(視点)としては、自由、時間、経済力、健康、人間関係、安全、安心、というのがあるのではないかと思います。住まいの良し悪しとしては、駅に近いかどうかとか、広さや設備、部屋数は手段の一つに過ぎず、日々の生活が、自由で安全、安心して、経済的に困らずに、近隣に変な人がいなくて、家族の健康状態が良い、時間的にもゆとりがある、となると、それがその人にとっての良い家、良い住まい=幸せに暮らせる住まい、と言えるのではないでしょうか。
自宅にいるだけで、幸福感を得られていますか?