原稿返送
先週届いた250ページに及ぶ原稿。
一日で一気に済ませることなど不可能なので、毎日、コツコツ、飛行機の中、搭乗待合室、ランチ、いろんなちょっとした時間を使って原稿を確認しました。
編集者の句読点チェックだけでなく、様々な修正・変更箇所にひとつひとつ「そうじゃ、ないんだよな」とか「確かに、こっちの方が読みやすいな」とか一人で葛藤しましたが、昨日ようやく一通り修正・確認し、宅急便へ。
しばらく見なくてすむのが、嬉しい(笑)。
執筆って、誰にも相談できません。
著者の意図や伝えたいことというのは、著者が生み出すものであり、微妙なニュアンスの違いが、おおきな違いにつながります。
伝えたいことが伝わらないのは、書き手の問題もあれば、読み手の問題もあります。
どちらが悪いとか言うことではなく、そこには「伝えたいことが伝わらないという事実」があるだけです。
思うに、
文章を読むことは、頭(知識×経験)を鍛えてくれます。
文章を書くことは、さらに次元の違う頭(知識×経験×編集)を使う必要があり、
文章によって相手に伝える、動かすことは、さらに次元の違うもの(知識×経験×編集×知恵)が必要となるように感じます。
現時点で社会の評価を気にしても仕方がないので、ベストを尽くすしかありません。