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住宅会社と営業マンが信頼できるかどうかを見極めるシンプルな質問とは?〜親切かどうかよりも大切なこと〜

マイホームを検討し始めると、住宅会社や不動産業者の営業マンや社長と接する機会が必ずあります。

「親切な営業マン」

「要望をよく聞いてくれる営業マン」

「こだわりの工務店」

「大手ハウスメーカー」

商品やサービスの特徴やこだわりを説明をしてくれます。

要望は親身になって聞いてくれます。

購入の決め手は人それぞれ違うわけですが一番大事なことは「信頼」です。当たり前のようですが、実は、これが一生に一度のマイホームの落とし穴。

マイホーム購入者へのアンケート調査で「失敗した、後悔している」という方に、その理由を聞くと「信頼・信用していたのに、、、イメージと違った、期待したものと違った」という。

その(失敗、後悔した)方に、購入の決め手を聞くと「価格、設備、利便性、広さ、部屋数、営業マンが親切」という回答をあげている。

つまり、購入の決め手に「信頼・信用」は重視していなかった。なのに、失敗したり、後悔した時に、その原因としてあげるのは「信頼していたのに」となる。値段や設備のメリットは確認しても、信頼できるかどうかを確認せずに、信頼、信用できると判断して、条件比較しているんですね。

なので、まず第一に確認すべきことは「信頼できるかどうか」。「親切かどうか」ではない。

つまり、問題は「信頼できるかどうかをどうやって確認するか」です

営業マン、社長さんに、自宅について

「どんな家に住んでいますか?」と聞けばよい

例えば、マンション販売の営業マンであれば、

「私も同じシリーズのマンションに住んでいます。5年前に買いました。3LDKの角部屋です。資金は頭金500万円、住宅ローンは〜銀行から3000万円、35年ローンです。良かったところは〜 デメリットは〜 です」

こだわりの工務店の社員さんであれば

「私は、8年前に、自然素材を使って、自社で建てました。妻の実家の土地に。ローンは〜万円。毎月8万円、ボーナス10万円返済中です」

大手ハウスメーカーの営業マンなら、「私は去年、自社の分譲住宅(建売)を購入しました。社員割引があったので、一般価格よりも安く購入できたのですが」など

以前、長崎の結構有名な建設会社の社長さんとある勉強会でご一緒した時、自宅の話になりました。その方は、賃貸マンションだったんです。商売では「こだわりの木造注文住宅」を年間数十棟建築されているのですが。

他にもあるんです、ある社長さんは、分譲マンション専門業者なのに、自宅は借家とか。

社長さんの場合には、自宅が豪邸、というのはよくあるわけですが、マイホームを販売している営業マンや社長さんが「自分は賃貸」というのは、説得力というか、信頼感は不足します。少なくとも、お客様の立場に立って、一生に一度の買い物、多額の借金をして買う、という行為に対して、真に適切な助言ができるのかというと、無理です。

例えば、自動車の場合、車を買ったことがない自動車ディーラーの営業マンが「マイカー、絶対、いいですよ!がっつりローン組めますから」となるし、アウトドアメーカーの店員が自社の製品を使ったこともなければ、アウトドア遊びしたことすらなくて「この製品、おすすめです」と接客して、説得力があるのかというと(ない)。

これが安全性に関する製品、命を守る製品になってくると、なおさらです。自分で使ったことがある店員なら「命を守るにはこちらです。値段は高いですが、命を守ってくれます。低体温症で死ぬリスクを減らせます」と助言するだろう。たとえ、愛想が悪くても、私はそんな販売員を信頼して買う。

ちなみに、私の場合、自分がつくって売っている商品(家)が本当にお客様にとってよいかどうか、自分で買って、住宅ローン組んで、確認する必要があるよな、と気づきました。

だって、自分が買う側(お客様の立場)で考えると、家を建てたこともない、買ったこともない、住んだこともない、住宅ローンも支払っていない営業マンに、一戸建てマイホームを勧められても、信頼できないと思ったからです。(結婚や子育てはご縁やコウノトリもセットなので、自分の意思だけではどうにもならない。が、買う買わないは、お金だけ)

自社で企画設計して販売した建売住宅を購入しました。29歳、独身。住宅ローン:3050万円、35年ローン。自分が買うために作った建売住宅ではありません。販売目的で作ったのですが、1年ほど売れなくて、自分で買い取りました。価格もそのままです。

その後、妻に、結婚してもらい、子どもを三人授かり、今でもその家に住んで、暮らし、子育て奮闘しています。

当時はまだ「子育て住宅」とは言ってませんでしたが、今の小川の家の子育て住宅の原型モデルの一つです。

当時、賃貸マンションで一人暮らし。家賃は毎月6万円ちょっと。実際に住んでみて、良さも、魅力も、改善点も、よくわかりました。完成は2001年、購入は2002年。結婚してもらえたのが2003年。毎日、住めば住むほど、いい家だと思います。もちろん、作り手ですから、あーだこーだはあります。でも、本質的に、住めば住むほど、いい家だとわかります。奥が深い。

自分が売っている商品に自信があれば、信頼していれば、まずは自分がその商品を買うと私は思います。しかも社員割引ではなく、定価で買うべきです。買うはずです。お客様に対する販売価格と同じ価格で社員も買うのが筋だと思っています。なぜなら、価値は価格と一体で判断・評価されるものだからです。

ありがたいことに弊社の社員が、今弊社で家を建ててくれています。

彼女が結婚して小川の家でに住みたいと言ってくれて、依頼してくれました。社員割引という概念が私にはありませんので、他のお客様と同様の価格でで作らせてもらっています。お客様の立場でとかそういうことが本当にわかるかどうかというのは、やっぱり自分がその立場に立ってみるというのが一番だと私は考えています。

今小川の家以外で家づくり・マイホームを検討されているのであれば、まずは目の前の営業マンが、結婚されているのであれば、「どんな家にお住まいですか?」と尋ねてみてください(住所を尋ねるわけではない)。

自宅は賃貸なのか持ち家なのか。持ち家だとして自分の会社での物件を買ったのかどうか、そこは確認されるべき事だと思います。合わせて社長さんや大手ハウスメーカーであれば、上司や支店長はどんな家に住んでいるのか。

私は収入に関して言えば、20年前より増えていますが、少なくとも、今の自宅に、子育てが終わるまで住み続けます。

お客様と同じ立場で、同じぐらいの広さで、性能は我が家の方が低い家で(笑)、同じように子育てして、暮らして、子どもたちの成長を見届けて、住宅ローンを返済して、本当に、自分が信じて作って売っているものが、幸せな人生に役立つかどうか、20年、30年かけて、確認し続けます。壮大な人生の実験だと思っています^^

あなたが買おうとしているものは、近所のスーパーで買うものではない。一緒に一度、家族の生命と財産、人生の質がかかっている大事な商品です。大事な商品に必要なことは何か?信頼ではないでしょうか。信頼できる人は、安全なモノをつくっている。信頼できる人は、嘘はつかないし、デメリットも正直にいう。美味しい話はしない。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。