庭は人の心のためにある
9月ですね
今月もお引き渡しが重なっており、最後の仕上げである「庭の森化」の打ち合わせをしているところです。
育児子育ての日常に、笑顔がない、あるいは、無理して笑顔を作っているのであれば、その原因の一つは、子育てにあるのではなく、庭がない、日常に、緑がない、樹木がない、自然の美しさに触れることがない住居に住んでいるからです。
「庭の森化」を掲げて実践している住宅会社は、おそらく日本で小川の家だけです。
庭の木をたくさん植えたいというニーズに対応したわけではなく、人間が心身健康に暮らすには庭に樹木が必要だという判断から、私がコンセプトを掲げ、それを実践することで「我が家も庭を森化したい」とおっしゃってくださる方が誕生してきたという順序です。
5年後、10年後、30年後、50年後、庭に植えた樹木が成長し、森になっていく。
例えば、年間20組の家族に、家を建てさせていただくとすると、1年に20箇所、街に小さな森が誕生していくわけです。
これを10年続けると、日本中に200箇所、街の中に小さな森ができる。
「街の中にある小さな森」
小鳥がやってくるわけです。
蝶がやってくるわけです。
子どもたちが木登りできるわけです。
ですから、その家の住民はもちろん、近隣の住民の心も豊かになっていく。
緑豊かな街は、治安もよく、教育水準も高く、
地価が上がることはあっても下がることはない。
ところが、現実はどうかというと、新築・建て替え住宅のほとんどが庭をコンクリートで固めています。
東京都心、皇居周辺のオフィス街や再開発地区は、緑を積極的に取り入れます。地方のそれは真逆です。コンクリートアスファルトジャングル。
東京都心には人もモノもお金も情報も集まり、地方都市は人口が流出し、働く場もない。地方の田舎はさらに、、、
庭の樹木は子どもの心を育ててくれる装置です。
密室で絵本の読み聞かせをするよりもはるかに効果がある。
何より、美しいものに触れて育つことの重要性。
アルミフェンスやコンクリートに触れる日常で
感受性はどうなっていくのか。
今週末、
来週末と
庭の森化の現場に立ち会います。
お客様家族の日常と未来の幸福な人生になるよう、
願いを込めて、配置していきます。
意地になって、木を植えていまーす^^