子育ての住環境

消費税が上がる前に家を建てたい~増税されなかったら、どうなさいますか~

最近「消費税が上がる前に」家を建てたいというご相談が増えてきました。

理由を尋ねると
「損したくないから」とおっしゃる
更に敬意を尋ねると
「他の住宅メーカーや不動産会社の営業マンの方からアドバイスされた」とおっしゃる

小川の家では増税前キャンペーンといった行為はしていません。
増税に限らず、いわゆる金品を付与することをウリにした「今だけお得」「今買えばお得」という勧誘行為はしていない。

自社の売上目標の達成を最優先すれば、そういう行為が効果的ではある。
一方で、長い目で見て、お客様にとってどうか、その家族にとってどうか、という視点で考えると、大きな買い物だからこそ、目先の損得で判断させるのは、好ましいことではないという考えに至っています。

私にもいろんな苦い経験があるわけですが、
その中で20年近く前に、ある方からこう言われたことがあります

「あなた、金利が上がることを知らなかったの?
金利が上がると分かっていれば、家の申込みはしなかった。
あなたの会社、大手じゃないから、知らなかったんでしょう」と

家づくりの申込みをしてから、1週間後ぐらいに、
住宅ローンの金利が0.1%あがった。

結局、その方は、数年後、他社で建築された。
大手ハウスメーカーではなく、地場大手だった。
が、その方が購入された土地はトラブルが多く、
住民ともトラブルになり、また、その地場大手も数年後に倒産した。
(弊社の近くだったのでその情報は自然と入ってきた)

思うに、その方の物差しは
損得だったんだろうなあと。

土地を購入する時も、
建物を依頼する時も。

結局、幸福な人生になったのかどうか、私にはわからないわけですが、
少なくとも、家を建てることを通じて、地域住民や地権者とトラブルを生じさせ、
建築会社が倒産しているという事実とその軌跡は、幸福スパイラルとはいえない。

小川の家のお客様の言葉で印象的なものがあります。
家づくりを依頼して下さり、土地が決まったときに、
そのお客様はこうおっしゃいました

「家が建つのが先か、この子が立つのが先か、競争です^^」

住宅ローンの金利も
消費税に限らず、社会保険料の増税額もそのタイミングも
私たち個人に、決定権はない。

他方、
親として、個人として、自分と子どもと家族の人生をどうしていくか、毎日どこで何を見て何に触れて、どんな空気を吸って、どんな気分で生きていくか、何を大切にして生きていくかは、自分で決められる。自分で決めている。自分にしか決めることができない。

「消費税が上がる前に家を建てたい」

という要望をおっしゃる方に私がご質問させて頂くことは

「増税されなかった場合、どうされますか?」

「増税が延期された場合、家づくりも延期されますか?」

という問い。

「子どものおかげで、こんないい家を建てることができた」とおっしゃる小川の家のお客様。

一方で

「子どものせいで、借金を背負わされるなんて、まっぴらごめん」と本音を隠すご主人もいらっしゃる。

どちらが正しいとかまちがっているとかではなく、生き方、価値観のちがいです

小川の家は子育て優先ファミリーが
幸福な人生を過ごせるよう
家づくりを通じてお手伝いさせて頂いております。

写真は待望の第二子を、自宅出産された弊社のお客様(福岡県)

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
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