子育ての住環境

祖父宅跡地に次世代の家を建てる~調整区域における建築~

7/19(木)上棟式

建築地は、ご夫婦が悩みに悩んだ末、
考えに考え抜いた末に、祖父宅跡地に。

祖父宅跡地といっても、簡単に建てられるわけではありません。
その土地は、調整区域に指定され、かつ、法的制限から
「建築には許可が必要」という土地。

ご両親もその点は認識されていて、逆に
「本当に、家が建つとは思わなかった」
とおっしゃっていた。

簡単ではないわけですが、私たちからすると
「ご先祖様の土地に、次世代が子育てのために家を建てることが法的に許されないはずがない」という信念と理屈があります。
もちろん、多種多様な法的制限が発生していることは認識していますから、そこは「許可してもらえる範囲」「許可してもらうためにはどうすればよいか」という調査、検討、許認可権者との協議、そして実際の許可申請手続き、となっていくわけです。

儲けようとか、得しようとか、ごまかそうとか、そういう姿勢で家づくりをやると、こういう難しい許認可はうまくいきません。(許認可にかかわらず、動機がおかしいと、問題・トラブルが必ず生じる)

現地調査で初めて土地を見たときに、
「ギリギリいけるはず」
と描いた通り、見事に収まっていました^^

 

 

親族所有地での家づくりでは、
ご夫婦はもちろん、ご親族の方々にもご理解とご協力がないと実現しません。
(法律をクリアできたとしても親戚が協力してくれないと成功しない)

子のため、孫のため、
のびのび健やかに育つように、
それがいちばん大切なこと、という価値観に基づいて
みんなが協力してくれる。

ご相談からこの日に至るまで、
長い時間を過ごしたわけですが、
私にとっても念願の、というか、
手順を踏めば必ず来ると信じて実現した場でした。

追伸:
仕出し弁当はもちろん、お母様の自家製お漬物やトマト、庭のデコポン、ご近所さんからのおすそわけのスイカなどなど、いやはや有難く頂いたハッピーな上棟式でした!

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。