子育て優先の家づくり

景観を大切にするとコミュニケーションが円滑になる

5/30 西海市雪浦町で建築中だったKさま宅のお引渡し!
最初のご相談は3年前。
機が熟したというか、家づくりにはタイミングというものがあります。
そのタイミングというのはそれぞれの人生のリズムによって異なります。

自宅から約50㎞の距離にある雪浦という素朴な町を目指して
「走って」行ったのは、ちょうど1年前。
女神大橋→福田→式見→畦刈→三重→外海→神浦→雪浦と
絶景とアップダウンが続くコースです。
~長崎サンセットロード~

Kさまご夫婦から相談を頂いたときから、
雪浦(という街)なら、その外観デザインは、
小川の家のスタンダードな明るいものではなく、
落ち着いた雰囲気にしないとなあ、と思っていました。
「周囲になじむ」というのは、デザインだけでなく、
人間関係の構築においても、極めて重要な要件だからです。

安全、安心な暮らしと生活には、隣人や周囲の住民との円滑なコミュニケーションは大切です。
安全、安心をテクノロジーで得ようとする部分が大きい現代社会ではありますが、
暮らしに関して言えば、ご近所と良好な人間関係が構築できるかどうかは、重要です。

この土地に、この場所に、周囲を要塞のように囲う住宅を建てる、
あるいは、古い街並みに、白亜の住宅を建てる、
法的にはクリアできるかもしれませんが、
コミュニケーションや景観という観点からすると、
配慮が足りないかな、と思うわけです。
個人の自由ではありますが、尊重すべき物事は他にある場合がある。

おかげさまで、建築中の段階で、ご近所の方々にも非常に好評で、
建築業者としては、よい人間関係を築くことができたというのは有難いことです。
(業者がおかしなことをすると、お客様の引越し後に、ご迷惑をおかけすることになるからです)

Kさまの想いというか、人生というか、そういうものに触れて、
微力ですが寄り添う気持ちを心がけ、お役にたちたいと思って、家づくりをさせて頂きました。
Kさまには非常に喜んで頂き、
新たな人生がよりよいものになるのではないかと期待しております。

私たちは住宅建築業者です。
家というモノをつくって届けるのが仕事です。

モノだけにこだわりすぎると、
家って手に入らなくなるのも事実です。

モノはあくまでも道具。
道具の質が暮らしの質を決める。

Kさまはこれまでアパートの一室という道具で暮らしと人生を歩んできたわけです。
このままじゃいやだなあということで、家を建てるという判断をして、実行した。

これからの毎日と人生は
窓からこの緑を、
室内は木の香りに包まれ、
ジメジメベタベタとは無縁、
窓を開ければ風がすっと入り、
熟睡できて、
小鳥のさえずりで目が覚める、
台所に立つとすかーっと視野が広がり開放感がある、
隣室の生活音を気にすることもない、
そんな日常の人生に大転換するわけです。

さて、
iphoneにゴールドやピンクという選択肢があるように
小川の家にも、明るい感じに加えて、落ち着いた感じ、という選択肢が誕生しました^^
まあ、この外壁色も庭の樹木(緑)がたくさんあることで威圧感なくなじむんですよねー^^

Kさまおめでとうございます!
小川の家を選んで下さって有難うございました!

㊗️完成!西海市雪浦景観を大切にしたデザイン^^新築なのに、ずっと前から、そこにあったように、溶け込んでいました^^#雪浦,#SMILEFUL,#タイプS,#蓄熱温水式床暖房,#落ち着いた感じ,#古い町並み

子育ては、小川の家。さんの投稿 2018年5月31日(木)

 

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。