子育て優先の家づくり

我が子の命とは具体的になにか?

『いのち』って何だろう?

寝ながら学べる構造主義 (文春新書)/内田 樹
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この書籍の中に、高島俊男著「漢字と日本人」からの引用で

「概念があるからことばがある。

逆にいえば、

ことばがないということは概念がないということである」

という一節があります。

先日、NPT会議に出席した被爆者の方々がインタビューに対して

「命の大切さを伝えることができたと思う」とおっしゃっていた。

このニュースを見て、上述の一節を思い出した私はちょっと引っかかった。

「命という概念をどうやって伝えたのだろうか」

というのも、日本語の『いのち』ということばの概念にジャストフィットする英語って、確か「ない」。

※「そら」はあるが「てん」はないのと同様。

そもそも日本人にとっても『いのち』ということばはもちろん、

その概念は、人それぞれ違うし、的確に説明し、認識を共有するのは難しい。

だけど、大切な表現として、事あるごとに、使っている。

わたしは親として

「あなたは、子供の命を大切にしていますか?」

と問われれば、

「はい、もちろん」と即答する。

しかし、

「具体的に、何を、どう大切にしているのですか?」

と問われたら、どう答えるだろうか。

自分なりに考えた。

我が子の命とは、具体的になにか?

そして、

(父として我が子の)

命を大切にするという判断・行為は、

具体的にどういうことか?

一晩考える価値は十分あると思います。

私なりの答えは、明日にでも。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。