海外一人旅の目的
海外一人旅の話をすると、質問は主に3種類。
1.ビジネス(出張・視察)ですか?
2.観光(休暇)ですか?
3.何しに行くんですか?
最初の頃は、所謂「自分探し」の一種だったと思う。
これから、私は、どうやって生きていこうか、と。
~情熱はあるのか?どこなら生み出せるのか?~
仕事や立場に責務が伴い始めると「方針探し」になってきた。
価値観やビジョンを創造し、優先順位を決めるための、ネタ探し。
~「戦略の間違いは、戦術では補えない」~
方針が明確になり、実践・実績が伴ってくると
次は、「ハズしていないか?の確認の旅」になってくる。
ズレは軌道修正し、より磨きをかけるべく。
日本にいて、
長崎にいて、
書籍、ネット、テレビ、講演会、目の前の仕事だけで、
ビジョン・戦略・使命を創造し、
しっかりとした道筋を建てて、
計画立案・実行・反省・修正できるような能力は、
私には備わっていない。
だから、やっぱり、教えてもらう必要がある。
教えを請う為には、異国の地に一人で足を運び、
異国の文化・歴史・習慣・衣・食・住・言語に触れることが、
私にとっては、もっとも合理的で効率がよいのです。
とはいえ、それを実行するためには、
多大な労力(お金、時間、調整)が必要です。
今回2年ぶりに行けた、ということは、
その準備に2年費やした、ということになる。
長くなりましたが、
今回の旅の主たる目的は、「計画を立てること」でした。
何について?ですが、3つありました。
① 事業・経営計画 ~小川の家編~
② 人生計画 ~3年後の結婚10周年企画編~
③ 教育計画 ~3人の我が子編~
ここ数日「お金をかけてみる」という観点で投稿しましたが、
その背景にあったのは、これらの計画に際し、
「視野を広げるため」です。
別に旅の目的を考えることに2年準備したわけではありません(笑)
目的を、何をやるか、を具体的に考え始めたのは、
30万円のチケット代金を支払ってからです(笑)
経営者で、何家族ものお客さんの人生の岐路となる重大な局面の最中、
4歳、3歳、1歳の3児の父という客観的状況を鑑み、
「外遊びです」では、冴えない(苦笑)
「計画を立てに行く」という目的が明確になると、
持参する書籍や時間、体力、お金の使い方、
優先順位がこれまでとは、まったくちがったものになってきました。
例)ガイドブックではなく、ローマ人の物語とノートPC携帯。
なぜ計画立案?
となると、昨今、(私が依頼主に提示する)実現計画書の重要性を
イヤというほど認識するようになったからです(笑)
計画もなしに、突き進むなんて、うまくいくわけない(苦笑)
図面もなしに、建築工事が始まるのと同じです。
「計画通りに行くかどうか」が問題ではなく、
計画を立てることで「俯瞰する」ということが大切ではないかと。
大失敗や取り返しのつかない事態を
事前に回避できる確率が高くなるわけですから。
土壇場で、必要に迫られて、立てるのはもうすでに「計画」じゃありません(笑)
冷静に、客観的に、情報を収集し、状況・環境を踏まえ、大枠を捉える。
よいシナリオを描くためには、
できる限りよい環境に身を置いた方がよい。
そのために、今回諸々お金をかけてみました。
おかげさまで、目的は達成されました。
いずれにしても
Plan→Do→Check→Actionの繰り返しですので、
V.E.フランクルが言う「命はどう使われたいか」を意識して、
ひとつずつ、しっかりやっていこうと思います。