千代の幸はなにが違うのか
この春、千代の幸は造成工事が完了して10年を迎えます。
計画段階から一貫して
「子育てのよい住環境をつくりたい」
をミッションとして掲げていたのですが
激動の時代の中で
社会経済周辺情勢が刻々と変化する中で
この方針を貫き
なおかつ
よりより子育て環境を実現・提供すべく
いろんな挑戦を継続するというのは並大抵ではありません。
住宅地では当たり前の
敷地を高い塀やフェンスで囲うこと
駐車場や庭をコンクリートでべっちゃり固めてしまうこと
門扉をつくり入りにくくすること
敷地一杯に家を建てること
これらを個人の所有地の塊である住宅地に
法的拘束力もなく
「やめてください」を一貫し、
住民に協力し続けてもらうということは
なかなかできることではありません。
それもすべては
子どもたちが健やかに育つため
という目的を住民が共有できているからだと信じています。
10年経ちました。
その間、ひと家族ずつ世帯が増え、
ひとりずつ生命が誕生し
この街で最初に生まれたK君ももうすぐ9歳です。
彼はいま、我が家に生まれてきた奈南ちゃんだけでなく
他の子どもたちともみんな仲良く兄弟のように遊んでいます。
私はK君にかぎらず、
我が家の3人の子どもたちを兄弟のようにかわいがってくれる
子育ての森・千代の幸に暮らす子どもたち・ご両親たちに
すごく感謝しています。
この街には一人っ子もいれば3人兄弟の家庭もいますし、
年齢も0歳から20歳近くまでいるのですが、
みんな兄弟みたいなもの、なのです。
※親同士はつかず離れずの距離感がよいのです(笑)
ケンカしたり仲直りしたりみんな仲良く暮らすことが
健やかな成長に欠かせない条件ではないかと考えます。
こういうことが幼少期から自然とできる環境というのが
子育てによい、といえるのではないでしょうか。
また新たな家族が千代の幸に増えます。
賑やかになりそうです。