プラン誕生に思う、安産、難産。
明日のSさん(神奈川県)のプラン誕生と
その他の打合せを兼ねて、これから出張です。
それぞれの家族に思い入れがあります。
はじめて相談を受けてからこの時まで、
1~2か月もあれば、数年ということもあります。
(ここに至るまでの)
産みの苦しみというのは、
それぞれ質・量ともに違いがありますが、
私にとっての安産or難産という感覚は、
(相談を受けてからの)
期間に比例するわけではなく、
やはり、実現に至る「困難さ」に比例します。
私たち小川の家の存在価値というのは、
難しくなるほど、出番があるように思います(笑)。
土地を所有していて、援助金もあって、
好きな時に、予算をそれほど気にせず、
思い通りの家を建てる能力・環境が整っている家族であれば、
小川の家に依頼する必然性というのは、低い。
逆にそうでない場合、
土地は持っていない、
援助金は当てにできない、
自己資金にも所得にも支払い能力にも制約がある。
子どもにノビノビ健康に暮らせる住環境を与えたい、
自分たちも明るく楽しく健康に暮らしらいと思ったとしても、
忙しい中、我が家の願望を満たしてくれる住環境を
’自分で調べて交渉して、、、’なんて、少し調べてみれば、
家づくりの困難さ、複雑さ、
そして何より危険度の高さ、面倒くささは、容易に認識できます。
したがって、「自分で、すべてやる」という選択は、
家づくりを目的としない人であれば、到底不可能と判断する。
だからといって、ただ単にマイホームを取得することには、
価値を見いだせない。そんな家なら、要らない、と。
「なんとかしてくれる人、
(自分たちではできない部分を)頼れる、
安心して任せることができる業者さん、
いないだろうか、、、」
最近実感するのは、難しくなるほど、私の出番です(笑)
私は住宅建築業者ですが、例えば、階段の手すりを交換する、といった
問題では、私は必要とされないし(笑)、相談されても他を紹介する。
ちなみに、Sさんの実現請負は、客観的にみても、
難易度はエベレスト登山1発勝負級ですが、
プロフェッショナルガイドとして、
必ず、滞りなく、
Sさんと一緒に頂上からの景色を眺めます(笑)
※家づくりに命(時間と労力)は使いますが、失うことはありません。