子育て優先の家づくり

【満点観念】よ、サラバ。

【満点】

①(試験などで)規定の点数の最高点。

②欠点(不足)が無いこと。完全


【観念】

経験した物事が積もり重なって、

頭の中で固定的に考えられるようになったもの

以上 新明解国語辞典による

子育て優先の家づくりにおける、

様々な判断局面に際し、

「『満点』はありえないんですよ」

と伝えることが多い。

土地に関しても、必ず一長一短あるわけだから、

「良いところ=得られるもの」を見るように心がけてくださいと伝えるし、

住宅ローンに関しても、

「貸してもらえるだけありがたいと思いましょう」と伝えるし、

プランに関しても、

「今の劣悪な住居と比べれば、天地の差でしょう」と。

様々な質問を受けた時


「『満点』はありえないんですよ」

と伝える場合、

依頼主も私も、

「あらゆる物事に『満点』が存在する」


あるいは


「どこかに満点が存在するのではないか」

※ほかにもっと良いのがあるのではないか


という固定観念で物事をとらえてしまっていることに気づきました。

気づいた瞬間、思わずうなっちゃいました(苦笑)

理由は、

まあー、偏差値教育ではなく、

「点数」教育の影響でしょうね(笑)

しかしよく考えてみると、生きる上で生じる様々な課題・物事に関して、

あらゆる物事に、どこかに満点が存在する(枠がある)という観念で、

(実態も根拠も存在しないにもかかわらず)

それに対して、点数をつけて、合格(満足)ラインをひくという捉え方そのものが、

致命的な判断ミスや間違った評価につながってしまうケースもあるのではないか、と思わず、ぞっとしたのです。

「子育て優先」の小川の家づくりにおいて、

依頼主であるお客様が「満点観念」を持っているのは当然であり、仕方がないのですが、

依頼主を「心豊かで健康な暮らし」へと導くべき私や小川の家が、

そのような「満点観念」を捨てないと、ダメだな、と認識した次第です。

心豊かで健康な暮らしの実現には


「満点観念を捨てること」

が含まれるようです。

しいて言えば、

様々な困難・要件を踏まえ、乗り越え、実現した

小川の家×我が家こそが、

我が家にとっての、『満点=満足点』なのではないでしょうか。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。