自宅の窓から何が見えますか?
ご自宅の窓から何が見えますか?
今の住まいの窓から何を見て、どう感じて、暮らしていますか?
小川の家では「すべての窓から樹木が見える」を
設計指針のひとつとして追加することにしました。
人間の感受性というのは、見るもの、聞くもの、触れるもの、食べるもの、読み物で構築されていくのだと思います。
日常の暮らしというのは、無意識の環境下にあります。
毎日、無意識のうちに、見て、触れているものは、どういうものなのか。とくに多感な幼少期の日常生活において、見て触れて聞くものは何か。
家、住まいというのは子どもたちにとって、人間にとって、無意識の環境下です。
その環境がどんなものなのか。何を見て日々生きているのか。どんなものに触れて、どんな空気を吸い、生きているのか。
アパートやマンションの一室。
そこは確かに買い物や通勤など、どこかにアクセスするには物理的な利便性がよいのだと思います。でも、心にとってはどうなのでしょうか。たかが便利がよい、という程度で、心が殺伐としているのなら、どっちが大事か、と。
庭の森化は地球環境もよくするし、人間の心を穏やかにしてくれる。
毎日毎日、自宅の窓から何を見て生きるのか。何を見てどう感じて生きるのか。
私はとにかく、すべての窓から樹木が見える、そんな家づくりを次のチャレンジに設定しました。
アスファルト化、コンクリートジャングル化、密室化、断絶化、フェンス化する日本の街づくり、建築のトレンドに逆行したいと思います^^