MY LIFE

10歳の旅〜次男イッペイ、富士山登頂^^

10歳の旅〜富士登山〜
おかげさまで、2017/7/8 am10:50 登頂に成功しました^^

当日はAM5:00起床、快晴。
吉田口5合目、雲上閣のカフセルホテルのカプセル内にて、前日麓のコンビニで購入したおにぎり朝食。
AM5:40入山
順調に進んでいたのですが、7合目1時間半ほど経過、休憩した直後に、息子が急激な腹痛に見舞われ、山小屋に戻り、トイレへ篭る。下痢。
原因はおそらく汗冷え&貧血。体を温めるために、トイレにこもる息子にフリースなどを渡す。薬を飲ませるために、妻(薬剤師)に電話する。
「ストッパ下痢止め、飲ませていい?大人用だけど」
「やめたほうがいい。出すだけ出せばいいと思う」
「ビオフェルミンは何錠?」
「2錠」
ということで、持参した薬(ビオフェルミン)を飲ませ、少し休憩。
落ち着いてきたので登り始める。少し登るとまた調子が悪い。ということで、次の山小屋にてトイレピットイン。
焦りは禁物なので、水、ポカリを飲ませて、落ち着かせる。水筒の温かい甘々紅茶を飲ませる。これはGood!
長く休憩すると動くのが難しくなり、体も冷えてくるので、登り再開。ゆっくり。
前を登らせ足取りを確認する。力が入ってきているのがわかり、大丈夫そう。
高度は3,000m、高山病の心配をしながら、山頂を目指すのではなく、次の山小屋、ちょっと先のカーブを目標に、こまめな水分補給を心がけ、ピチ休憩・立ち止まるを挟みながら進む。

「あとどれぐらい?」となんども聞かれるが、
「次の山小屋を目標に」と伝える。
ペースが落ちなければ、体調が悪化しなければ、数時間で登れるけれど、そうでなければ、一気に時間がかかる(標識に、残り300分とか書いてあるが、そういうのは参考にしないようにする)。なぜなら、疲れている人間に、あと5時間と伝えて、元気になることなどないから。

3,250m元祖室に到着。しっかり休憩。ここまでくると、山頂がぐっと近づく。
長男キハチのときにお世話になった山小屋。悪天候の中、ここまでよく来たもんだと、改めて感心するとともに、過酷すぎたよなあと。
長男のときには、ここまで4時間。
今回は3時間半(体調悪化での休憩を含めると、よく頑張っていると思う)
ここから山頂まで約2時間。目標の5時間では厳しいが、6時間はかからないだろう。
お腹の心配はもう大丈夫の様子。ただ、ここからは空気もかなり薄くなり、疲れ、睡魔と合わせて、大人でも登山道の脇で座り込んでいる人が増えてくるゾーン。高山病に注意するのと同時に、元気付けるゾーン。吐き気や頭痛がしないかどうか、確認しながらこまめな休憩と水分補給を入れて進む。

息子「きつい」
父「そりゃそうさ。きついことしにきてるんだし。周りを見てごらん。みんなきついんだって。簡単に登れたら、挑戦にならんやろ」

息子「パパ」
〜ヤバイ!ついに来たか。
父「どうした!お腹?吐き気?」
息子「いやあ。あのさあ、今日、どこ泊まると?」
父「河口湖のそばの旅館」
息子「テレビある?」
〜爆笑〜
父「あるよ。なんで?」
息子「パイレーツオブカリビアンのあるとさ、みてよか?」
父「よかよ」
このやりとりで、登頂成功を確信。
投稿動画はFBで妻と義父母のために、ライブ中継したときのものです。山頂まであと一息、ラストです。

山頂まであとちょっと^_^

小川 勇人さんの投稿 2017年7月7日

9号目ぐらいからは、涙が止まらなかったです。

山頂でお参りして、お弁当を半分食べて、滞在35分で下山

こんな景色の中、標高3,700mからのかけっこ

おまけ1@下山遊び@Gopro標高3,700mからのかけっこです^_^

小川 勇人さんの投稿 2017年7月9日

標高3,000m超からの景色はやっぱり迫力あります。
13:40、吉田口5合目へ無事に下山。
登り5:10
山頂滞在:35
下り2:15
計8時間


※無事に下山

次男の体力的には、富士登山は問題ないとは思っていましたが、とはいえ、そこは日本最高峰の富士山。天候も日本で一番厳しい山です。長崎からの長旅と合わせて、体調管理も含めて、非常に難しい。
今回は天候にも恵まれ、腹痛・下痢も携帯薬などで対処できて、彼のあきらめないスピリッツのおかげて、登頂に成功しました。

短い人生と子どもと過ごせる限られた時間で
やってみたいことを一つやると
自動的に、次にやってみたいことが膨らんできます。
棺桶に入ったとき、やらずに死んだら後悔しそうなことは、やっておきたいと改めて思いました。

夕食後、本日の到達点を確認。
ちなみにこのとき初めて、彼は富士山の全景を見たのでした^^

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。