子育て優先の家づくり

祝上棟〜子どもとの時間を優先〜

6/27(火)Tさんの上棟式^^

私にとって、この仕事をやっていて、いちばんホッとする日かもしれません。

マイホームか賃貸か
戸建か集合住宅か
新築か中古か
建売か注文か
住宅会社はどうするか
土地はどうするか
いつするか
いくらかけるか
選択肢の数は、これらそれぞれの掛け算ですから、ある意味、無限大。

選択する毎日ですから、なにがしかの判断基準が誰にでもある。
今まで通り、前例どおり、というのがひとつ。
家の問題に関して言えば、検討はするが、実行はしない。
判断しないことを選択する。
それを続けていく日々と人生に対して、このままではいかん、と腹をくくるのが決断。
このままではいかん、と感じるのはなぜかというと、子どものことを真剣に考えたとき。父親、母親として、いま、やるべきこと、なすべきことはなにかを真剣に自問したとき。

Tさんは「子どもとの時間」を真剣に考えて、決断された。
マイホームが欲しいという願望には時間軸がない。
他方、子育てという視点には時間制約がある。

人生100年時代になったとしても、親が子どもと過ごせる時間はいまも昔も変わらない。成人まで20年。中学を卒業するまで15年。小学校に入学するまでわずか6年。
子育てという時間軸を正しく認識すると、物事の見え方、判断基準とそのスピードが明確になっていく。先送りしたほうが良いと思っていたことが、まったくの間違いだったことに気づく。

以前、こんな相談がありました。
「赤ちゃんが生まれたばかりなんですけど、小学校入学前までには家を建てたい」と。

おーい、赤ちゃんの貴重な幼少期、発達段階で与えられる住環境はどうなるんですかー?
毎日毎日しかないわけで、それを大切にする。
お互い幸福に暮らすにはどんな住環境が必要か。
今のままがYESなら、そのまま。
Noなら出来る限り早急に変える。ただそれだけです。

親が堂々巡っている間にも、子どもはグングン成長します。
子どもたちは親の背中と態度と振る舞いをしっかりみて、見抜いて育ちます。
子どもにどう思われたいか、ということではなく、
愛する我が子になにができるか、どうしてあげたいか、を考え抜く。
家族の生活拠点である住まいに対しての一つの答え、ひとつの選択肢が、
子育て優先で家を建てるということ、です。
子育て優先ゆえに、子どもが小さいうちに、できるだけ早く、となるわけです。

Tさん、おめでとうございます^^
子どもたちの表情が両親の葛藤と振る舞いへの感謝の気持ちを表しているのではないでしょうか。

家づくりのご相談:info@ogawanoie.jp

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。