私たちの考え

裸の王様化する庶民

情報氾濫化、消費者優位化、偽装化、

比較検討化、検索化、怠惰化、無気力化、

低品質化、低価格化、なげやり化、

責任転嫁化、責務放棄化、目先化、

先送り化、場当たり化、、、

現代社会を評すると、

こんな感じは否めない。

書くべきかどうか悩んだが、

昨今の相談者夫婦に共通する

二つの「性質」に関する

私の認識を述べたい。

一つは、

裸の王様化

もう一つは、

愛がない(夫婦間、親子間)

【裸の王様化する庶民】

インターネットは勿論、雑誌など書籍媒体

に限らず、住宅展示場、モデルルーム、

中小工務店の完成見学会など、

「家づくり」に関わる情報収集行動を

量の多寡はあれど、誰でも行っている。

その内のひとつに小川の家もある。

情報・知識収集、比較検討の目的は

「我が家にとっての最善の選択」をするための

判断材料を得るためです。

そのために、

1.家づくり及び住宅商品を正しく知ること

2.自らの置かれている立場を客観的に

認識すること

3.(自らが望む暮らしの)実現に向けて、それ相応の対処・準備をすること

が不可欠です。

しかし、現実には、これらすべてができていない夫婦の割合が

驚くほど増えている。

相談・見学に行けば、

「我が家の要望=夢物語」を親切に聞いてもらえる。

時には「夢をお聞かせ下さい」と、

わざわざ自宅まで来て話を聞いてくれる。

そうこうするうちに

私(我が家)は、その気になれば、いつでも、

なんでも、どんなものでも、簡単に「手に入る」

本気で夢がすべて叶うと認識してしまっている。

(私もそうですが)

大金持ちでもない限り、

客観的に考えて、

あり得ないでしょう。

これを裸の王様化する庶民といわず、

何と捉えればよいのでしょうか(苦笑)

※この現象は、住宅業界に限らないと思う。

「それらの」要望を叶えることができるかどうか、

という問題には様々な側面があります。

物理的な問題

法律上の問題

取引上の問題

そして何より、本人の問題

しかし、マイホーム検討中の家族に

「嫌われたくない」住宅業者側は、

相手が嫌がりそうなことは、決して聞かないし、

伝えないし、できないことも「できそう」に言う。

誰もその夫婦に、真剣に向き合おうとしない。

夫婦も家づくりを通じて

「人生」について真剣に向き合おうとしない。

真剣に向き合うと軋轢が生じるから、

ここでも嫌われたくない病が顔を出す。

その原因の本質には二つある。

まず、上述した社会的背景

もう一つは、「愛がない」のです。

夫婦が互いに、愛し、愛されていない。

親が子を、かわいがってはいるが、愛していない。

子どもからすると、かわいがられているが、

愛情を感じず=知らずに育つことになる。

衣、食、医と劣悪でも住居があれば、

生きてはいけるし、育つし、生活は成り立つ。

家族が心豊かで健康に暮らせる住環境

の実現に不可欠なものは、

貯金



そして

煩悩を減らす

です。

どれだけ煩悩を減らせばよいかは、

実現まで、

です。

【余談】

近頃、相談者に対して

奥さん、要するに、ご主人から愛されていないんですよ

と、あとは

「煩悩が多すぎるんですよ」

と伝えざるを得ない事例が増えてきた(苦笑)。

電話の向こうから「あたっているかも」っておっしゃる人ばがり。

離婚件数の増加傾向を鑑みると、必然といえば必然。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。