子育て優先の家づくり

きっかけは「ない」

昨日は拙著広告の打合せで福岡へ。

※せっかく書いたのだから、どうにかして多くの人に読んで頂きたい。当ブログをご覧の皆さんの協力も期待というより当てにしています。

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択/小川 勇人
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打合せを終え、Y氏(某局のキャスター)とスタバでお茶。

※取材ではなく雑談

いろんな話の中から、

「小川さん、 『子育て優先』のきっかけは? 」と尋ねられた。

『子育て優先』に限らず、多少他の人と違うことをしていたりすると、多くの人はその「きっかけ」に興味を抱く。

Y氏に対して、これまでの経緯を話したわけですが、いつものことながら、(私の思考が)整理整頓されていないということを、しゃべりながら痛感する(苦笑)。おそらく聞く側も分かりにくいだろう。早い話、どうも、一味、違う(笑)。

帰りの高速を運転しながら(約2時間)、「きっかけ」について、諸々再考してみた。

結論、『子育て優先』に関してのきっかけは、「ない」

日々、

苦悩し、試行錯誤し、

(短期的な)成果も出ず、

現実と向き合い、社会をとらえ、

前向きに、建設的に様々な物事・生き方を考え、

実践し、失敗したり、うまくいったり、

そういう日常のあらゆるものの積み重ね、

そぎ落とし、その先に行きついた、

たどり着いたものとして

「子育て優先」がある。

つまり、ある日、どこかで、何かによって、

『子育て優先』という概念・姿勢が生まれたわけではないのです。

従って、きっかけは「無い」というのが正確です。

(民間企業は)目に見える形での実績・成果は必要不可欠ですから、

成果が出なければ、生きていけません。

それは会社だけでなく、個人にも当てはまります。

ただ私の場合、成果を出すために、この家づくりという仕事をやっているわけではありません。成果は結果であって目的ではない。目的はあくまでも世のため、人のために、家づくりを通じて、よい暮らしを提供しようとしているわけです。

したがって、まっとうな方法・手段で、ベストを尽くして、生きていけるだけの成果が出ない・出せないのであれば、それは私がこの仕事において、社会から「不要」とされているか、能力が不足していると判断し、きれいさっぱり足を洗うだけです。

おかげさまで、私や私たち小川の家を必要として下さる方々がいらっしゃる。

そういう方々の期待に応えられるよう、日々精進が必要だと「きっかけ」という問いを通じて、再認識した一日でした。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。