私たちの考え

美術は無駄か?

子育て優先住宅の取材を通じてお世話になった某放送局ディレクターA氏(4年前に東京転勤)に、拙著出版の連絡をしたところ、偶然長崎に来ているということで、昨夜お茶することになりました。

夜11時、A氏がディナーを終えた頃、コーヒーを飲みにお邪魔しました。場所はロアジス坂本  

※生粋の長崎人の私ですが、恥ずかしながら、料亭花月、丸山界隈も足を運んだことはなく、このお店も噂には聞いていました、はじめてでした。

A氏と一緒だったのは、これまた以前取材でお世話になった某テレビ局のT氏。お二方との再会は3年振りで、短い時間でしたがいろんな話で盛り上がりました。

これだけ激動の社会情勢ですので、業界・職種に関わらず、プロ意識が高い人ほど様々な葛藤があります。フランスネタの話で盛り上がっていた時、番組製作において「美術は無駄」という意見がある、という話題が出ました。

かなり気になる話だったので、私の性格なのか(笑)、それから一晩、

「美術は無駄か?」=「美術とは何か?」を自問自答してしまいました(笑)

<美術を語るような見識を持ち合わせていないという前提で投稿します>

無駄を無くせば、より豊かになれるという方程式に当てはめると、

豊かな暮らしの実現には「無駄探し」が必須になります。

無駄を無くせば、利益が増えるという方程式に当てはめると、

無駄を排除することが、儲けにつながります。

このことは、便利になれば、収入が増えれば、家が広くなれば、モノや設備が増えれば、幸せになれる、という考え方と共通なのですが、私はこれらを[錯覚方程式]と命名しています。

美術は、何か?と考えると

古代の壁画が象徴するのは、

動物→人間の進化ではなく、

人間→人への進化ではないか、と思うのです。

言語が意思伝達方法であるように、

美術というのは、心の伝達ツールではないかと私は思います。

寝食が足りていれば、人間という生き物として生存することは可能です。

住居も、雨風しのげれば、それでも生きてはいけます。

私が健康住宅、自然素材の家、太陽光発電というモノを売っているのではなく、

「心豊かで健康な暮らし」という価値を売ろうとしているのは、

まさに、この違いなのです。

21世紀の幸せな暮らしに不可欠なこととは、

物質的に飽和状態となった現代日本社会において、

さらにモノを求めるのではなく、

心の豊かさが必要となってくるのではないか、と考えています。

「子育て優先」の家づくりを通じて、

その家族に、数十年間にわたり、

いかにして「心の豊かさ」を提供し続けることができるか。

私には、「その核足りうるもの」を家づくりに中で、盛り込んでおく必要があります。

ロアジス坂本の坂本シェフ、Aさん、Tさんとの昨晩のひとときは、

私の人生を心豊かにしてくれる貴重な経験となりました。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。