家造りの基本知識

日本人のうち、生涯賃貸派はどれくらいでしょうか?

「日本人のうち、生涯賃貸派はどれぐらいいるのだろうか?」と疑問に思い、
データを探してみました。
ビックリ!


60歳以上では、
10世帯のうち9世帯が
つまり、
なんと9割が持ち家になっている!!!
持ち家と賃貸で、どっちが得か?
みたいな論争はずっと前からあり、
結局、どちらにも軍配が上がっていなかったのですが、
損得勘定とは別に、
やはり、安住の地が夫婦、家族にとっては
必要であり、それはやはり
持ち家という選択になるという結論です。
(借家である限り、いつ出て行け、と言われるか分からない)
当然ですが、
ある年齢を境に稼ぐ力=収入は減っていきます。
年齢が高まるのと並行して、
その先の経済力は落ちていく。
つまり、ある時点をピークに、
購入できる物件の額は減少する。
つまり、持ち家の選択肢は、
安い物件に限られてくる。
(本人の経済力にとっては安いわけではない)
当たり前ですが、
モノの値段が安いということは
その品質が低い、市場価値が低い、ということ。
ですから、購入する年齢が高くなるほど、
品質的には、若い頃に買えたはずの物件よりも落ちていく。
(もちろん、資産家で、収入もグングン増えて、
 二軒目、3軒目であれば別ですが)
結局、10人中9人が買うんです、家を。
問題は、購入目的が
「出て行けといわれないために」なのか
(これ以上先送りできない)
それとも
「これから家族みんながより幸せに豊かに快適な人生を歩むためなのか」
そのどちらなのか、に分かれるだけのようです。
あわせて、
60歳以降の一人暮らしの場合、
死別なら持ち家
離婚なら賃貸
というケースが多いのかもしれません。
60歳以上の世帯では
9割が持ち家である。
どうせ買うわけですから、
早めに購入して自分の資産を形成した方が合理的ですし経済的ですし、
なにより、限られた人生における快適に暮らせる時間が長くなります。
とくに、子育て期はその住環境が母子の心身の健康、発達に与える影響が大きい。
ぜひ判断材料の一つとされてみて下さい。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。