子育て優先の家づくり

幸せな家庭を「築けて」いるか?

先週は3日間にわたり、小川の家73(兵庫県三木市N様)の奮闘記を紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか。

「娘の為に何とかしなければ」と心に誓ってから1年後。

Nさんは、小川の家で「心豊かで健康な暮らし」を過ごしておられます。

「なぜ暮らしを変えることができたのか」

大きく分けて二つあります。

まず、Nさんが自ら考え、すべき行動を「執念を持って」とったこと。

次に、依頼を受けた私が、N様家族の本来の目的達成の為に、すべきことをすべてしたこと。

お客様が一念発起してから、望む暮らしを手に入れるまで、そのために必要な努力と内容、費やす労力と時間は夫婦の信頼関係により異なります。※私の業務内容は、顧客の事情はもちろん、社会経済情勢の激変に応じて刻々と変わります。

ポイントは、お金ではなく、信頼関係により異なる、ということです。

お金の問題=貯金額の話ですから、自己資金が不足するのであれば、目標を定めて「徹底して」貯蓄すれば、単純な足し算、掛け算の問題なので、2年後など時間で確実に解決します。ところが「信頼関係」の場合、お金や時間で解決するわけではありません。(優先順位を共有できない)不仲の夫婦が1年後に信頼関係を築けているという保証は勿論、目途などない。

「何をどの程度、どれぐらい頑張ればよいのか」という質問がありますが、私としては「自分で考えて下さい」としか答えようがない。なぜかといえば、それは「子育て優先」の家づくりの問題ではなく、夫婦の信頼関係・生き方の問題だからです。

とはいえ、知らぬ存ぜぬというのも何だが不親切なので、厚かましく助言するとすれば、「心豊かで健康に暮らせる家=小川の家実現」に絶対に欠かせない、誰でも共通する3つのことは、

①自分が’望む’人生(暮らし)をよく考える=大切なことは何か?

②夫婦で’踏み込んで’話し合う=家族にとって大切なことは何か?

③’徹底して’貯金する=1年で200万円貯めるためにはどうするか?

①と③は相手に関係なく、できる。

今の暮らしを変えるには、上記の3本柱は不可欠です。

家族が心豊かで健康に暮らせる家&住環境という「価値」は、そう簡単には手に入りません。

6月ももう終わり。今年も半分が過ぎました。

皆さんのご家庭は、1か月前より、半年前より、幸せな家庭を着実に「築けて」いるでしょうか。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。