今日という一日も一生に一度じゃないでしょうか。
「家を建てる」
「マイホームを購入する」
「どうするか?」という問題には、常々
「一生に一度の大きな買い物」という言葉がついてまわります。
私の日常は、相談者、依頼主にとっての
「一生に一度のものをどうするか」に決着をつけるにはどうすればよいか、
という問題を解決することです。
人は必ず死にます。
生まれてきたから死ぬわけです。
明日、交通事故に巻きこまれて死ぬかもしれませんし、
50年後も生きているかもしれません。
自分と家族がいつ死ぬかなんて、誰にも分からない。
「一生に一度の買い物だから、、、」という名の下に、
結果的に、自分と家族の住居問題に決着をつけず、
死ぬまでいまと同じ住居で暮らし続ける人もたくさんいる。
これは収入や職業にかかわらず、です。
思うに、
今日という一日だって、一生に一度なんですよね。
今日という一日を、どんな住環境で、命を消費するのか。
朝日をあび、深呼吸してしまう住居なのか、それとも
日中でも電灯が必要な薄暗い住居で過ごすか。
隣人に物音を気遣いながら、ストレスをためるか、
睡眠障害をより深刻化させるか。
マイホームを多くの人が購入するのは、
投資目的でつくり提供された賃貸物件よりも
日々を快適に暮らせるからです。
あたりまえです。
マイホームは、住む人がより快適に暮らすことを目的としてつくる。
一方で、賃貸物件は「大家さんがどれだけたくさん儲けるか」を目的としてつくる。
そのためには「よく魅せる」ことは必須条件です。
※公営住宅の場合は、単なるハコをいかに安くつくって提供するか、が目的となる。
住居の質は暮らしの質。
暮らしの質は人生の質。
住居の質は、人間の心身の健康の質に直結します。
つまり、子育ての質にも直結します。
今日という一日も、一生に一度です。
今日という一生に一度の時間を、どんな住居で過ごしているのか。
そういう視点から、これからどうするか、を考えてみてはいかがでしょうか。