初めての方へ

相談受付対象を母親年齢:38歳未満とすることに決めた日

25年間、子育て優先の家づくりだけをやり続けています。

大切なものは何かを問い、優先順位をつけ、実践する、この原則に徹しています。

私が実現を請け負うのは、欲望ではなく願望。

願望と欲望の違いは何か。似て非なるもの。欲望の塊とは言いますが、願望の塊とは言わない。要するに、ピュアさ、だと思います。あれも欲しいこれも欲しいというのが欲望、これが欲しい、それが叶えば十分満足です、が願望。

欲望にはキリがないし、自己増殖していくが、願望は限られる。削ぎ落として残ったものが願望と言えるのかもしれない。

子育て優先の家づくりですから、対象は子育て世帯です。子育て世帯といっても、幼少期の子供がいる夫婦です。そして、最初の問い合わせは、母親からがほとんど。当社を見つけてくるのも母親です。

これまでも現在もそうですが、家族といってもいろんな事情があります。同じ収入、職種でも多重債務どころか債務整理している夫婦もいれば、しっかりと貯蓄している夫婦もいる。共働きでもよく話をしている夫婦もいれば、その逆もいる。

それぞれ事情を伺い、願望の実現のお手伝いができればと思い、ベストを尽くしますが、それにも限界、限度があります。冒頭のように、私は願望の実現を請け負うことを専門としています。欲望を叶えるためのビジネスをやっているわけではない。

私は、当社は、自分からセールスしていません。それは日本中の同業他社とは全く異なる営業スタンスの一つでもあります。資料請求者にこちらから電話をかけることもしません。家づくり診断も申し込みがあればヒアリングシートを郵送しますが、届いたかどうかの確認はしても、回答を迫ることは一切していません。そもそも子育ての家に共感してくださったから、自ら問い合わせ、相談をされているわけですから。

ですから、具体的な相談の前提は、当社を必要としてくださるから、という認識で向き合っていますし、とはいえ、現実問題として、できることには限りがありますから、例えば、コストの面でもそうですし、住宅ローンの融資が降りない方の家づくりの依頼は、お断りするしかないわけです。

冒頭の件、

これまで母親の年齢が40歳を超えると、相談から依頼、実現に関して、非常にハードルが高かった。要するに、実現しない確率が非常に高いわけです。ご主人の年齢も同様です。以前は、どちらかというと、母親の年齢よりもご主人の年齢を問題視していました。住宅ローンの返済期間が短くなるからです。要望は年齢と共増えるが、経済力(資金調達力、返済能力)は減っていくからです。ですが、ここ数年で、ようやくわかりました。問題は夫の年齢ではないことが。

あー、そうか、母親の年齢か。

その年齢に至るまで、住居の問題を解決していない。それはなぜか。根本原因がある。マンションであれ、中古であれ、建売であれ、ハウスメーカーであれ、その年齢まで、自分と家族が暮らす生活拠点の問題を解決していない、その原因は何か。夫婦で解決しない根本原因は何か。生涯賃貸と決めていれば、地元のモデルハウスを見て回る必要もなければ、ましてや、わざわざ長崎の弊社に具体的に相談する必要がない。

結婚を例に見れば明らか。

40歳過ぎた男性と女性。いずれも未婚。

結婚に向いていない、結婚しない、という選択はそれはそれ。でも、40歳過ぎて、結婚しようとして、具体的に婚活しても、ゴールしない(する確率が30代と比べると大幅に下がる)。それはなぜか。

私も51歳になり、現役で働ける時間もカウントダウンです。一旦ご相談(家づくり診断、母親伴走)を受ければ、それこそ全身全霊で、数ヶ月間にわたり、問題解決と、願望実現に向けて、あれこれ考え、ヒアリング、サポート、コンサルティング、説明、リサーチをするわけです。無料で、期限を定めずに。LINEに、土日、時間帯も関係なく、メッセが入ってくるわけです。相手の人生がかかっていますから、私も真摯に向き合います。

でも、その命の使い方は、ビジネスのやり方は、昨日(2024/10/22)で卒業することにしました。

これまでもたくさんのことをやめてきました。諦めたし、観念した。例えば、自由設計、リフォームもやっていません。自然素材しか使わないし、オール電化にも対応していません。大きな家は建てないし。

なぜそういう手段を取るかというと、願望を叶えるためです。本気で暮らしを変えたい母親の願望を叶えるためです。笑顔で心豊かに、健康に暮らせる住まいを実現させるためです。実現させるとは、時間制約があり、資金制約があり、物理的な制約、法令制限など、さまざまな制約がある。その範囲で最善、最大限を追求する。

日本のどこかにいる、ピュアな夫婦と家族の願望を叶えるためだし、私の願望を叶えるためです。お金の問題というより、生き方の問題です。

私は自分の限られた命を自分にとって価値あるもの、意味あるもの、意義あるものに使う。命がいちばん大切ですから。大切なものを何にどう使うか、それがまさに生きるということ、自分の人生を生きるということ。

世は無常です。

明日死ぬかもしれない人生を私たちは生きているし、生かされている。それは大切な家族も同じです。

世の中にはハウスメーカー、工務店、不動産会社は、星の数ほどあります。それぞれに対応できる範囲がありますし、何をどうするかも、会社が違えば、会社の数だけ違いがある。

母親年齢38歳は論理的、事実ベースの判断基準でもあるし、私の実践知からの直観でもある。

判断が困難な時には、直観に従う、魂の声を聞く。NOというものにはNOという。

打算での判断は後悔するし、致命的な失敗になることが多いが、直観での判断は、失敗しても受け入れるし、後悔することはない。

相談受付対象を母親年齢:38歳未満とします。

これは逆に、38歳以上の母親は、私とやりとりして、不快な思いをしたり、現実に向き合ったり、家計を見直したり、夫婦で真剣に本音を話し合ったり、これからどう生きるか考えたり、判断を迫られたり、それが原因で喧嘩になったり、そういうことに命を使わなくて済む。皆ハッピーです。これまで通り、何も変える必要がない。波風立たない。

私のポリシーは

・皆ハッピー

・世は無常

・命は有限

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。