逆転合格体験記〜長男キハチの経験〜
長男キハチの高校受験。塾から「合格体験記をお願いします」という依頼がありました。期日は5月末。私たち夫婦は、これからの人たちのために、是非協力してあげてくれ、と息子にお願いしたら、本人も快諾。
アンケートのみ、写真付き、実名付き、で謝礼の額が異なっていたのですが、そりゃ全部オープンでしょ^^と。
とはいえ、本人は毎日の学校に部活に通学に課題にと、なかなか余裕もなく、筆は進まずというか、先送りしていたのですが、締め切り間際に一気に書き上げていました。読んでみてびっくり。非常によくまとまっていました。
論理的で、ユーモアがあって、感情の葛藤と変化、周りの状況など、何をどうやったのか、明快で、我が息子ながら見事でした。きっと誰かの役に立つはずです。
ちなみに、1年前、中学2年生も終わり、3年生の初め頃、私が息子に問うたのは
「そもそも、高校に進学するかどうかから決めなさい」ということ。
当時の学力でも合格するような高校ばかりをあげてきたので、
「努力せず、挑戦せずに、進学するなら、学費は貸す」と伝えました。
挑戦してみて、残念ながら力及ばずで、その高校に行くなら、教育資金は出すけれども、安易に楽な道を選ぶなら、授業料ほか、高校卒業して働き始めてから、返してくれ、と。
年間70万円として3年間で200万円超。
高校卒業後の手取り収入から毎月2万円、借金返済して100ヶ月かかるよ、と。約10年です。
高校無償化、少子化に伴い、勉強しなくても進学できる高校や大学が増えてきました。真剣に考える機会、向き合わせる機会を先送りしていけばいくほど、何がどう大事なのか、なぜそれを選んで生きるのか、考えるという土台を育てないまま社会人になります。
子どもの学費を準備しなければならない年齢になっても、自分の奨学金を返済している、しかも、まだまだ終わらない、という30代のリアルを知っていますので、ますます、です。
子どもとの向き合い方は人それぞれ、家庭の事情もありますし、本人の性格もあります。ただ、父親としては、一生に一度の子育てですから、こっちも真剣に向き合って子育てするわけです。失敗が許されないというのではなく、後悔したくないです。子育ての手抜きは嫌です。ベタベタするのとは違う、ここという時の、親の覚悟も試されている。親の判断力や見極めも試される、それが子育てだし、高校受験だなあと思いました。
写真は、塾に上記のアンケートを提出しに、お世話になった先生にお礼を伝えに行った帰り道。次は、次男です^^