マイホーム購入、家づくりの話とは、自分と家族の人生をどうするか、という問題に向き合うことです。

欲しいものを手に入れようとする消費行為ですが、自分の家を持つことで何を手に入れたいのか、それを考える、感じることが大事です。

そもそも、家が欲しいという願望は、自分の感情からはじまります。欲しいなんて思っていなかったのに、あるとき、あるときから、気になり始める、欲しくなる。今の住まいで良いと思っていたのに、それでは嫌だと自分の心が勝手に思い始めるわけです。誰かから言われて「家のことを考える」ことはあっても、欲しいというのは感情なので、やっぱり頭で考えてどうこうなるわけではない。

家を建てよう、マイホームを検討しよう、となると、次は何をするかというと、自分が欲しいモノリストを想像する。ここでは本能的に求めるモノ以外に、人様の家を見て、あれもこれも、となっていく、将来を考え、あれもこれも、となっていく、これもまた本能。

真実を一つ伝えると

「家を建てるからといって、あなたの稼ぎが増えるわけではない」ということ。

仮に他者のマイホームを参考にするのであれば、まずは自分と同じ経済力の人を参考にすること。同じ経済力といっても、同じ職場で、給料が同じぐらいだから、同じかというとそれはちがいます。世帯収入はちがう。やその職場の同僚の預貯金の額は知りえないし、援助金の額もわからない。奨学金や車やその他のローンがあるかもしれない。住宅ローンをいくら組んだかも正確にはわからない（尋ねても真実を教えてくれるとは限らない）

つまり、家を建てるという行為は、自分とトコトン向き合う行為になるわけです。

そして、真実をもう一つ。

「家を建てきれなかった家族」が自分の周りにも世の中にもたくさんいる。家を建てよう、マイホームを買おうと考えて、資料請求やモデルハウスや中古を見て回って、家を建てることに失敗した、マイホーム購入に失敗した家族がたくさんいるわけです。

家を建てようと思い始めると、家を建てることに成功した人様を参考にすることになる。一方で、実は、家を建てることに失敗した（ここでいう失敗とは、家を建てたけど失敗したのではなく、家を建てることができなかった）家族もいて、その家族は賃貸物件の一室に住み続けるので、比較検討、参考にはならない。自分の家づくりを成功させるために、参考にするとすれば、他人の失敗から学ぶことも重要です。

家を建てることに失敗した家族の原因のひとつは、経済力の問題です。これは自分の稼ぎの不足ではなく、自分の稼ぎに見合わないものを要求し続けた結果です。

収入が少ないから家が建たないのではない。稼ぎに見合わないものをあなたが要求するから家が建たないだけ。

家を建てると、自分の家を持てると、家づくりに成功すると、自信がつく。良い家に住めば元気になる。家族が笑顔になる。心身健康に暮らせる。すると、その自信とパワーが仕事にも生かされ、稼ぎは増える。

真実：家づくりに成功すると稼ぎが増える

稼ぎが増えるのは、家づくり、マイホーム購入に成功するからであって、その逆ではない。

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