心豊かで健康な暮らし

本気になると、ウロウロしなくなる。

本気になると、ウロウロしなくなる。


大事なことを成し遂げようとしたら、
エネルギーをそれに集中させる必要があります。
時間と労力は有限。
なので、自分が使えるエネルギーは有限です。
したがって、本気でやり遂げようとすれば、
限られたエネルギーを目的達成に集中させる必要がある。
マイホーム購入に際して、
住宅展示場を筆頭に、中古住宅から、
大小様々な見学会まで見て回る人がいます。
見て回るのが趣味、という人もいます。
’真剣に’我が家の住宅問題を解決しようとする人は
「これ以上見て回っても無駄である」ことに気づきます。
夫婦の間で、これからの人生に関して、
認識ギャップがあると踏み込んだ話し合いを回避して、
モデルハウス巡りをします。
モデルハウス巡りをしている、つきあってくれる行為をみて、
「真剣に考えてくれている」と解釈する。
問題は、そうとは限らない場合がある、ということ。
チラシをみたり、週末に展示会につきあったりを
週末の家族サービスとしてとらえているだけで、
本気で住宅問題を解決しようとしているとは限らないのです。
時間が有限であることを認識すれば、
いつまでも展示場巡りをしている場合ではないことは明らかですから。
家族、家庭、子どもの日常生活がどうでもよい、
というわけではないのですが、実際問題として、
解決に全力を注がないということは
優先順位が低い、つまり、エネルギーを使わないことになっているわけです。
本気になると、ウロウロしなくなります。
そして、じっくり考える時間を持つようになります。
エネルギーは有限。
そして、支払い能力も有限。
おカネと時間と労力は有限。
だから、何を基準にマイホームを購入すればよいのか
自分の判断材料、指針を決めるために、
必要最低限の情報収集は必要だとしても、
それは洋服を選ぶのと同様、
無限の選択肢をすべて検討するなどありえないわけです。
本気で何とかする意思が固まっていれば、です。
今の時代、ネットで少し検索すれば、
住宅会社の比較検討は容易です。
自分の価値観にあいそうかどうか、直観でわかります。
一方で、
そもそも腹の底で、どうでもよいのであれば、
どんな住宅会社を見ても、そのちがいなどわからない。
例えば、木造か、プレハブかの選択のちがいは、
構造のちがいではなく、価値観のちがいです。
ぬくもりのある住まいを求めるのか、
それとも無機質なものを望むのか、
そのちがいから木造とプレハブに分かれるわけですから。
日常の食材選びが、レトルト食品か、地元の野菜か、のちがいと同じです。
真剣かどうか、本気かどうかは、
展示場巡りにつきあうかどうか、資料を眺めるかどうかではなく、
ガチで夫婦で、これからの人生をどうするか、向き合って話し合えるかどうか、
そしてきちんと、我が家の方針を決めるかどうか、です。
住まいの問題は、我が家の問題、
夫婦の問題、子どもの人生の問題、
子育ての問題、家族の人生の問題です。
展示場やチラシの中にその答えがあるわけではなく、
自分の頭の中というか、心の底にあるわけです。
いや、なければ、それを創造する必要がある。
これから自分と子どもと家族の人生を、暮らしをどうしたいのか?
自らの答えを出して、
それを叶えてくれそうな住宅会社を選び、依頼する。
客観的に見て、
比較検討対象に整合性がないときには、
そもそもなにか問いのたて方が間違っている可能性が高いです。
どうしたいのか、困っているのは何か、
自分だけでなく、子どもの視点、
パートナーの視点、短期的、長期的な視点で
問い直してみてはいかがでしょうか。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。