子育て優先の家づくり

手に入れたいものを「ふるいにかける」

小川の家の子育て優先の家づくりは
それぞれの、数多ある要望を「ふるいにかける」作業です。
夫婦でも、それぞれ、手に入れたいもの、
をリストアップしていくと
重複するものもありますが、
挙げればきりがない程、でてきます。
この手に入れたいものリストの中には、
自分ではどうにもできないことも含まれていたりします。
たとえば、
「住宅ローンの金利が上がらないで欲しい」
さらに、家づくりを具体的に進めていくと、
寝た子を起こすような事態もでてきます。
たとえば、親からの
「長男なんだから、地元に、帰ってきて欲しい」
「まだ、早い」
土地であれ、住宅メーカーであれ、
金融機関であれ、時期であれ、
家の広さ、設備、間取りなどなど
家づくり、マイホーム購入における、ありとあらゆる「選択」に関して、
「助言」や「心配」という名目の「親の意向」や「強制」が注がれる。
中には、家を建てるなら縁を切るというような脅迫的な雰囲気を醸し出すものもある。
それらの意向を無視するのも何だかな~ということで、
先ほどのリストの中に「親も満足、納得する」という条項が付与される。
そしていつの間にか、親が満足、納得する家を建てなければならない、
などという本末転倒な目的になっていく。
そんなとき、私はいつも伝えます。
「誰のための」
「何のための」
家でしょうか、と。
そもそもの家を建てる目的は何か、という初心です。
ここで冒頭の「ふるいにかける」の出番です。
あなたのこれからの人生にとって、大切なものは何ですか?
何としても手に入れ、手放したくないものは何ですか?
要望には3種類あります。
・欲しいもの
・必要なもの
・大切なもの
私は「数多ある手に入れたいもの」を
この3つのふるいにかけることが
間違った選択と判断をしない、
満足、納得できる暮らしが叶うマイホームを実現する唯一の方法だと考えます。
大切なものとは、自分の人生にとって、かけがえのないものです。
子育て優先の家づくりにおいては、
「親の言う通りにしないのであれば、今後、一切、援助しない」
という言動がでてくる局面があります。
要するに、
「子育てを優先して家を建てるなんて、理解できない」という考え方であり、生き方です。
ですが、私はこう問いかけます
「子どもが(孫)が心身ともにイキイキ、のびのび健康に育つことは、
家族にとって何より大切なことではないでしょうか?」と。
そのために、それが叶う家をつくろうとしているわけです。
身の丈にあったものを、小川の家、で。
とはいえ、それをいくら説明したところで、
親世代に「いま」理解して頂くことは不可能です。
そもそも子育て優先の概念と行動を理解できるような親であれば、
応援することはあっても、親の意向を振りかざしたりしないのです。
家づくりは目に見えないものを見える形にしていくという、
自分の信じているものを信じて突き進み、
信じているものを具現化していく行為です。
勇気がいる。難しい。
自分が信じているもの、心の底から手に入れたいもの、大切なものが何なのか、
外野からの喧噪で、不安になったら、何度もふるいにかけてみることです。
たとえば、
「太陽光発電設備」と「子どもと家族の心身の健康」をふるいにかけたとき、
私の「ふるい」に残るのは、子どもと家族の心身の健康です。
失った時に、どちらが自分にとってダメージが大きいのか、自問して、想像してみる。
私の目には、よくある夢のマイホームとは、
欲しいものをたくさん詰めたもののように映ります。
私が叶える夢のマイホームとは、
家族にとって大切なものと必要なものがそこにあることが伝わってくる、
そして、欲しいものがちょっとだけ乗った、そんなマイホームです^^
今月も数多くのご家族が夢の実現に向けて、
それぞれのステージで、奮闘しています。
人生は有限なので、家族の生活拠点である夢のマイホームを
思い立った時に実現させて、次のステージに時間と労力とお金を使いましょう!
家づくり診断&ご相談はこちら。
info@ogawanoie.jp
095-879-7888

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。