私たちの考え

教育はサービス業ではない

公立学校でも「選択」される時代に突入すると、公私を問わず「差別化」ばかりを意識しすぎて、「本来のあるべき姿」がないがしろにされつつある学校も多いようです。

ある学校では

「躾はすべて学校にお任せください」

が生徒募集の「売り」だとか。

教育改革の論点と言えばすぐに、「時代(というよりも保護者)のニーズ」や「国際化社会」に対応するというキーワードが出てきます。

お産が今も昔もこれからも同じであるように、教育の基本というか、基礎というのも今も昔もこれからも、そして万国共通的な要素というのがあるのではないでしょうか。

例えば、世界で活躍するプロアスリートが象徴するように、幼少期の教育という点では「基礎をしっかり学ぶ・叩き込む」を徹していて、それを継続・応用し続けた結果、一流の選手になっていると思います。

「ニーズに対応する」というのは一見万能のようですが、その中身を吟味すると実際には「目先の利益」に過ぎないものや対応すべきではないものも含まれます。

世の中は刻々と変化しているわけですが、だからといって目先の変化に目先だけ対応するような行為というのは「教育」とは言えません。国家そのものが目先をしのぐことだけを最優先する社会となっているからこそ、「教育」に託された意味は大きいように思います。

誰かが言いました

「教育はサービス業」だと

サービス業という言葉が、「ニーズに対応する」という意味で使われているのだとすると、それは違うと思う。敢えて言うなら「教育は、教育である」ではないか。

情報が氾濫し、無限の選択肢が存在している社会だからこそ、基礎をしっかり見極め、教えることこそが「真のニーズに対応すること」だと思います。基本問題が解けずに、応用問題が解けるわけはありませんから。

子育ては、住まいから。
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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。