そろそろ終わりにしよう
年明けに初稿を書き上げた!と思っていたのは、気のせいというか、勘違いだったと思わざるを得ないほど、’初稿’は大変です(苦笑)
言霊といいますが、内容を読み返していくと、
・この表現はちょっと違うな
・このテーマとこれはまとめた方がよい
・これはここがいいと思ったけど、こっちの章に移そう・・・
計10万字を一つひとつ、一字一句、一行ずつ確認していくという膨大な作業を続けています。
日中は本業がありますので、執筆作業は、早朝・深夜、休日返上とならざるを得ません。
でも、編集が進むにつれて確実にスッキリしていきますし、自分の思考が整理されていくのもよく分かります。
とはいえ、費やす時間と労力には制限がありますので、そろそろ終わりにすることにしました(笑)
せっかくなので、初稿の一節を紹介します。
~身の丈の認識する~
「身の丈を知る」と言われると、世間では馬鹿にされたように受け止める人も多いのですが、各家庭が身の丈を意識し、足元を確認しながら判断していくことは、正しいことだと考えます。
私たち庶民の生涯収入は、勤務先、職種、業界によってある程度決まっており、想定から減ることはあっても、大幅に増えることはありません。
例えば、住宅ローンの支払い能力は、収入が二〇パーセント増えたとしても家族構成や教育費、年齢も変化しますので、返済額が単純に二〇パーセント増えるわけではありません。
両親からの援助やその額についても、両親の定年退職時をピークに確実に減っていきます。現状とはここ数年ではなく、今まで生きてきた集大成の実力・社会的評価であり、今後失業などで大幅に減収することがあっても、それが大きく増えることはありません。なお「身の丈云々をあなたに言われたくない」と不快に思われる方もいらっしゃいますが、身の丈とは、各家庭の収入や資産状況から算出した数字=実力であり、社会と本人が決めることであって私が決めるわけではありません。