初めての方へ

電磁波

電磁波に関してインスタライブを開催しました。

予想以上の反響でした。

I Hクッキングヒーターが掃除しやすいことはその通りです。当社がIHではなくガスを標準としているのは、端的に、子宮と胎児に、強い電磁波を至近距離から長時間、長期間、与え続けることが本当に安全かと言えるか?と問うと、直感的に、そうではない、と考えるからです。

2000年から2003年ぐらいになると思うんですけれども、オール電化が普及し始めた時に、私たちも九州電力さんと一緒にキャンペーンをやりました。実際に、かなりの棟数をオール電化で建てさせてもらいました。オール電化といっても、住宅建築にとっては、単に、調理の熱源が電磁波かガスか。お湯を沸かす熱源が電気かガスか、の違いです。住宅品質の根幹にはまったく関係がありません。単に、熱源の違いに過ぎないのに、それがあたかも住宅の品質の違いかのような、広告宣伝になって行ったのです。最近だと、光熱費〇円住宅とか太陽光発電住宅も同様です。家とは関係ない。

 

当時は消費者のニーズ、要望というか、要するに、流行です。お客様の要望はオール電化1択でしたので、それをノーと言うほどの理由はありませんでした。電力会社が安全です、電磁波もまったく問題ありませんと、出ていませんとバンバン宣伝していたわけです。原発は安全です、と同じですね。

ところが私の父が、ショールームで電磁波測定器を持ってIHクッキングヒーターの前に立って試しに測定してみたのです。すると、針が振り切れるほどの強い電磁波が出ていた。当然ですね、電磁調理器ですから。電磁波が出るのは当たり前ですし、それは強力なはずです 。弱い電磁波ではお湯すら沸かせません。

 

少し話は変わりますが、1990年代後半からだったと思うんですけれど、携帯電話も普及し始めていました。ある勉強会で講師が、携帯電話の電磁波が脳に与える影響に関して、例えてくれたのが「電子レンジに頭を突っ込むのと同じです」と。なるほど、それはヤバい。

電子レンジに頭を突っ込んでですね、10分、30分、1時間、脳みそ付近にダイレクトで電磁波を与えるわけですが、これが脳に影響がないとは思わないですね、直感的に。

 

同じように、強い電磁波を女性の子宮、妊婦さんの場合、胎児にですね、強い電磁波を与え続けてですね、それが安全です、安心です、と言えるのか?

私たちは直感的に、NO。そして、使うことをやめました。以降20年近く、オール電化には対応していないというよりは、IHクッキングヒーターには対応していません。

料理はガスでできますから。わざわざ、女性の子宮、お腹の赤ちゃんに強い電磁波を浴びさせるような家をつくる必然性がないです。例えば子宮頸癌や流産、不妊とか、赤ちゃんへのさまざまな脳障害の影響というか、要因や原因になる可能性があるとしたら、その因果関係が証明できないわけですけれども、できる限り、そういうリスクや危険性は排除、回避するというスタンスです。

ただそれだけですね。

ですから当社に頼んでくださるお客様のかなりの方がIHではなくガスだから、ガスを標準にしているからという理由です。珍しいみたいですね。電磁波の問題は、電磁波というよりもI Hかガスかということはナイーブな問題です。私はわざわざですね、子育ての家をやっていますので、心身健康に暮らすと言うことを掲げてやっている以上、母親の母体、赤ちゃん、妊娠、出産、流産、不妊そういう大切なものを、かけがえのないものを、危険に晒すようなことはしないです。それはビニールクロスなどを使わず、自然素材を標準にするのと同じです。強い電磁波を子宮と胎児に長時間、長期間、至近距離で浴びせ続けることをイメージして、それが安全だ、健康リスクはゼロだとは、直感的に思えないのです。

そしてネットや論文であーだ、こーだと言われようぞ、私は自分が作らせてもらった家で、暮らすお客様ご家族に、そんなリスクを与えたくない。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。