「お金をかけずに、安心して暮らせる家を建てられるなら、建てたい」

というご相談は多い。

安くで、きちんと、お金をかけずに、手に入れようとするから、不安になるし、問題が何一つ解決しない。現実には、必要なものすら手に入らない。大切なものが犠牲になっていく。時間は失われ、つまるところ、より不満、より不快、より不安な人生にしていくことになる、自らの責任で。

安全な食品って、安くないですよ。

安全な車って、安くないですよ。

安心・安全って、安くないですよ。

安心して暮らせないのは、安心して暮らすために必要なお金を住居にかけないからです。生命保険や個人年金にお金をどれだけかけたところで、日常の暮らしの質が上がるわけではないし、カビや結露、窮屈、子供に対する近隣からのクレームなどが解決するわけではないです。生命保険の掛け金や特約をどれほど増やして家計を圧迫させても、ガンになるリスクが減るわけではない。健康になるわけでもない。

高い保険に加入している人ほど、住まいを安く手に入れようとする。そして、本質的な問題を解決しないので、心身の健康を害し、保険のお世話になる。多額の保険金が入ることと健康に生き続けられることとどちらが望ましいのだろうか。

住居が原因の不安や不快、不健康やストレスは、住居にきちんとお金をかけて解決するしかない。