釣った魚に餌をやらないと、どうなるか。
9月に入っても酷暑続きです。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
マイホームの話は、物欲が低い人にとっては
「家(モノ)なんか、要らない」という、
要るいらない、欲しい欲しくない論争になる。
小川の家は、住まいの問題を
暮らしの質、子育ての質、夫婦や家族の人生観、
生き方の問題(=大切にする物事の優先順位)として捉えています。
お互い惚れあって、結婚したはず。
中には、交換条件付きで結婚する人もいますが、
多くは、パートナーと幸せな家庭を築きたい
「この人なら」という動機からです。
私が打合せでお客さんのご自宅に伺うと、
結婚式での素敵な「夫婦の写真」が飾ってあります。
汚ーい格好、披露宴会場での挙式など、あり得ません。
ところが実際の「家庭生活」の拠点となる住環境に関しては、
案外、「汚ーい、臭ーい、暗ーい、ジメジーメ、狭ーい」ことが平気だったりする。
その背景には、
「一生、ここに、住むつもりじゃない」
という思い込み
「一生、こんなところに住ませるつもりなど、ない」
という空手形が
思い描いた家庭生活とは180度違う実態と苦痛を
「我慢、辛抱」してしまう要因です。
でも、ですね、現実問題として、
誰がどうやって、その住環境から脱出させてくれるのでしょうか?
お姫様だっこしてとか、あり得ないわけです(笑)
(結婚に関して)釣った、釣られた、
というのは下品な表現です。
しかし、現実の、今の暮らしが、望んだものなのか。
かい離しているとすれば、それを受け入れ続けるのか。
求めたものに、修正するのか。
そのためには、どうすればよいのか。
今日も一日、
大切な自分と子どもと家族の命を、
どこで、どう消費しますか。