子育て優先の家づくり

我が家の課題は、要望の2乗に比例する

「土地から買って、家を建てる」

という消費行動は、

ユニクロでTシャツを買ったり、

スーパーの食品売り場で比較検討したり、

旅先の宿や車を選んだり、

といったそんなレベルとは「まったくことなる次元の判断能力」が個人に求められます。

この仕事をやっていて痛感するのは、

マイホーム検討中の家族は、

具体的に検討するほど、要望が湧いてくる、ということ。

要望が増える=ハードルが増える、上がる ということです。

要望が増える=理想の量と質が増えるというのは、

確かに幸せな暮らしへの礎になります。

反面、自ら満足するレベルを上げすぎると、

ただでさえ難しい家づくりをさらに困難にしてしまう。

結局、何も手に入らない=現状のまま、となる。

要望を1つに絞れば、

我が家の乗り越えるべき課題は「1つ」か「2つ」で済みます。

つまり、要望は99%叶う。

しかしこれを、もうひとつ増やして「2」にすると、

「我が家の課題」は「4つ」になる。

すると、2つの要望を叶える確率と難易度があがる。

それなりの資金力が必要になるが、

応分の資金力があれば叶う。

さらに、要望をもう一つ増やして「3つ」にするとどうなるか。

「我が家の課題」は、「6つ」ではなく「9つ」になります。

つまり、生じる課題は、要望の2乗に比例して増える。

ここまでくると、現実問題として、強力な資金力が不可欠になるし、

「お金だけでは解決できない」課題も出てくる。

マイホームへの要望をすべて書き出しましょう!

今の暮らしの、不平不満不快をすべて書き出しましょう!

一番困っていること、解決したいことをすべて書き出しましょう!

そして、トコトン書いたら、

「なんとかしたい」「なんとしても手に入れたい」順番に並べ変えましょう。

あとは、どこまで手に入れば、満足するのか。

「私の満足分岐点」を設定することです。

書き出してある物事が

「ひとつも手に入らない=解決しない」人生を送り続けることが、

果たして自身や家族にとって「満足・納得」の人生になるのかどうか。

ぜひ、ご検討ください。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。