子育て優先の家づくり

要望を聞いてもらえますか?

「要望を聞いてもらえますか?」

と、よく聞かれる(笑)

「要求であれば、伺います」と答えるようにしているのですが、いつも的確に対応できない(苦笑)

なぜかというと、小川の家及び「子育て優先」の家づくりとは、
「あなたの要望に何でも応えます」工務店ではなく
「心豊かで健康な暮らしを実現します」事業及び手段なのです。

以下、ある相談者への返信メールを抜粋して投稿します。

家づくりにおいて
(相談者・施主が)求めるイメージ(要望・要求)には、
強い願望もあれば、思いつきや見栄、他人との比較など、
玉石混交となっている場合が多いです。


一般的な家づくりというのは、
施主が求めるそれらすべてを満たす方向へ走り、
(消費者側はそれらすべてを叶えてくれそうな会社へ依頼する)
結果的には大切なものもそうでないものも
中途半端なレベルで落ち着けばよいのですが、
現実には、大切な物事ほど後回しにされ、
マイホームという所有権は得たとしても、
その暮らしには満足できない=イメージと違った、
となってしまいます


小川の家づくりとは、
家族の幸せな人生にとって、「大切なことは何か」を問い続け、
そこで出た「大切な物事」を大切にすることに焦点を絞って、
限られた資金を集中的に投資することにより、
家族の心豊かで健康な暮らしを実現・提供しています。


私は、子どもが明るい未来を感じ、意欲的に生きるように育つこと、
これ一本に絞り、子どもがそう感じられるような住環境の実現に
全エネルギーを集中しています。
それを叶えれば、自ずと親の都合も満たされていきますが、
親の都合を言い出せばきりがなく、
それを優先させると子どもたちの心身の発達エネルギーは
マイナス側に作用し、意欲乏しき子→大人となってしまいます。
これは親にとっても子どもにとっても家族にとっても不幸なことだと思うのです

~中略~

伺った印象ですと、
奥様はまだまだ煩悩が多いようです(笑)。
マイホームへの要望ではなく、
家族の幸せな暮らしにとって、
子どもの健やかな成長にとって、
何が大切なのか、
優先順位をつけ、
「我が家に欠けているもの」を認識することを勧めします


残暑厳しいですが、お体ご自愛ください。


小川勇人

小川の家OBは体験済みですが、
小川の家づくりとは、
身の丈に応じた
この「煩悩のそぎ落とし」でもあります(笑)
私自身、
煩悩を無くすことは不可能ですが、
煩悩の塊にならぬよう、
日々心身を鍛えております(笑)
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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。