子育て優先の家づくり

1年ぶりにメールが届く。やっぱり子育てのために家を建てたい

4月14日(金)19:00〜
Tさまの㊗️工事契約

私を迎えてくれた彼の表情が全てを物語っている。
初回面談の時も、その後の打合せの時も、いつも僕の正面に陣取る。
彼はこの家づくりが自分にとっていちばん大切なことであることをよく理解している。

すべてのお客様に、それぞれいろんな思い入れが私はあります。
今回もなかなかどうして。
子育て優先の家づくりの本質がなにか、を教えてくれた気がします。

今年2月上旬一通のメールが届きました。
以下、転載。

小川の家 小川 勇人様

昨年4月に無料診断から何度かメールでやり取りさせて頂いたTです。その節はありがとうございました。

現状報告からいたしますと、昨年と同じ借家で同じ暮らしを続けています。
夏には妻が仕事復帰(まだパートです)し、下の子が保育園に通いだしました。
家づくりは進んでいません。
けど夫婦ともに家を建てたいという気持ちは変わらずでした。
最近、上の子も「はやく新しいおうちに住みたい」と言うようになりましたよ!(広い風呂にみんなで入りたいそうです)

あっという間に1年が過ぎてしまいました。
仮に子供たちが大学進学等で家を離れるまでを子育てとすると、
上の子があと14年、下の子が17年です。
この1年はもう戻ってきませんし、残りの子育ての時間もきっと早く過ぎてしまうのでしょう。
先日、上の子に続き、下の子も小児ぜんそくの内服薬の処方を受けました。
家=子育ての道具であるなら、(安心安全な道具・環境を)早く用意してあげなければいけません。

数年前まで「夢のマイホーム」とかまわりに言ってましたが、もう「夢」ではなく、主としての「Duty」=「子育て優先」と考え、今年家をつくるため、再び連絡させてもらいました。

(以下 妻からの追記)

あれから1年近く経ちました。
結局、気にしていた運勢(29年頃から運気が良くなる)にそう形にしてしまいました…。でも、その間も思うことは、「家を建てたい!」でした。「小川さんの言う子育て優先の家を」と言う思いは夫婦共々強くなる一方でした。日々成長を見せてくれる大事な子ども達がのびのび元気に育ってくれたらと。親としてはそれが1番の願いです。妻の私からすると主人もアレルギー持ちだったりして主人の事も心配で。家族が健康で幸せであってくれたらと願っています。

迷っていた家を建てる場所についても、もっと柔軟に考えようと夫婦で話しました。

少し本を読むなどして、本当に素人ですが、体にいい家って何かなとか考えたりもしました。

今年、家を建てると決めました。でも正直な話、家を建てることについて、わからないことだらけでわからないことがまた不安です。とにかく行動を起さないと、小川さんに連絡して会ってもらおう、小川の家を体感させてもらおうと思いメールしました。主人は「自分達は小川さんに会ってもらえるんだろうか」ととても心配しています。必要ならもう一度診断を申し込みます。

お忙しいところ恐縮ですが、検討して頂けると幸いです。よろしくお願いします。長文、失礼しました。

*****
いちばん大切なものは何か、それを大切にしたいが、判断に踏み切れなかったその経緯、でも決めた。
僕は現代の日本にはTさんと同じような悩みや葛藤を抱えている父親、母親、夫婦はたくさんいると思っています。そういう家族のために、必要とされる存在、役に立てる存在でありたい。
家づくり診断のやり取りからちょうど1年。こうして契約に至った。
夏休みの終わり頃には「オレの家」「私たち家族の家」が完成する。

この1年は決して無駄な時間だったとは私は思いません。
Tさんは小川の家に相談する前にも、いくつかの住宅会社や不動産会社に相談に行き、いろいろ検討されている。
それらの経緯があるからこそ、自分たちにとっての最適解、最善解がなにか、を判断できたのだと思います。

僕はこれまでもそうでしたが、これからも子育て優先の家づくりだけをやり続けるんだと思います。雨の日も強風の日も。日本に住宅会社、工務店、建築家や設計事務所は数多あれど、子育て優先の家づくりしかやらない、子どもの心身の健康をいちばん大切にすることにこだわる住宅会社が一社ぐらいあったっていいんじゃないかと。
子育ての期間は短いとはいえ、1〜2年で終わるわけじゃない。
中学生、高校生になったときに、やっぱり子育てのために、子どものために、彼らが帰ってくる居場所をつくるためにも、家を建てたい、という夫婦だっているわけですから。

ということで、25年後には彼が父親となり、
子育て優先で家を建てるという選択を、
小川の家に依頼するという判断をしてくれることを期待しています^^

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。