あなたはどうして家を建てたいのか?
「あなたはどうして家を建てたいのですか?」
なぜ、あなたは家を建てたいのか?
家づくりにおいて
もっとも重要な問いのひとつです
「痩せたいんです」
「なぜ痩せたいのですか?」
「痩せたいんです」
「いや、だから、なぜ痩せたいのですか?」
この問いに対して、
自分の考えを出さないと
おそらく痩せない
小川の家の場合、
早い話、その答えは
「今の暮らしがイヤだから」
結局、これに尽きるのではないかと思います。
今の住居での暮らしがストレスだから。
楽しくないから。
苦痛だから。
不快だから。
不満だから。
不安だから。
明るい未来が描けないから。
今の住居は自ら選択している。
良かれと判断して自ら選択した結果、
ストレスフルな日常の暮らしを味わっている。
これからの住居をどうするかも
自らの選択によって決まる。
で、良かれと思って選んだ住居で、
なぜそんなイヤな暮らしを
味わってしまっているのかというと
それはその住居には、
あなたが望む暮らしにとって大切なものが欠如しているからです。
つまり、
あなたがなぜ家を建てたいのかというと、
それはあなたが今暮らしている住居には
あなたにとって大切なものがないから。
欲しいものや必要なものはあるんだけれど、
大切なものがない。
今の住居には、
あなたが大切にしたいものを提供してくれる機能がない。
安らぎ、香り、明るさ、風通し、静けさ、
穏やかさ、ぬくもり、ホッとするとか、帰りたくなるとか
心地よさとか、熟睡できるとか、元気が出るとか、
安心とか、そういう人生を豊かにしてくれる価値を提供してくれる機能がない。
世の中にある住居すべてにそういう機能がないかというと、そんなことはない。
住居を選択する際に、そういう判断基準を設定すれば
そういう住居を選び、住むことができる。
これはお金の額の問題ではなく、
お金の使い方の問題です。
今の住居にはあなたにとって大切なものがない。
だから、家を建てたくなる。
ただ、気をつけないといけないのは、
家を建てたからといって、
大切なものが手に入るとは限らない。
家を建てるときには、
きちんと大切なものは何かを問い、
それを最優先しなければ、
今後はマイホームで
今の住居と同じような暮らしを強いられることになる。
今の住居を選択したときと同じ物差しで、
これまでと同じ考え方の延長線上で家づくりをやると
また同じ結末が待っています。
意識、無意識問わず、
大切なものを失っていく人生って、
ハッピーじゃないと思います。
なんだかなあと思われているのであれば、
とっとと脱出して軌道転換することをお勧めします。
いつの間にか、
家を建てたいという願望すら失われてしまいますので。