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お引き渡しから10年〜お客様から信頼を得続けるということ〜

【お引渡しから10年~お客様から信頼を得続けるということ~】
先日、小川の家OBのIさまが事務所へ立ち寄ってくださった。
火災保険の切り替え関係で確認事項があったとのことですが、「ひょっとしたら、小川さん、いるかなあと思って」と。
私はというと、ちょうど事務所に戻ってきたところでした。

お引渡しから10年。
あっという間です。
懐かしいです。
当時の私は30代前半、Iさんは30代後半
Iさんはもうすぐ50歳になります。
私はこれまで150組以上のご家族の家づくりをさせていただいているのですが、どのご家族にもそれぞれ思い入れがあります。
家づくり、マイホーム購入というのは、
誰にとっても人生に一度の大きな決断です。
ご家族それぞれに葛藤や乗り越えるべき壁があります。
その過程をともに乗り越えていくのが私の責務であり、この仕事のやりがいのひとつでもあります。
なかでも、印象深いご家族というのがあります。
Iさんはそのうちの一人です。
というのも、家づくりのご相談をいただいたのは
当時Iさんが離島勤務だったときのこと。
いまでは全国どこでも対応できるようになったきっかけというか、遠隔地での依頼案件の第1号がIさんです。
思い出話に花がさくわけですが、
私の中でのお客様との末永いおつきあいというのは、
私自身が、小川の家という企業が、
お引渡し後も、日々どれだけ成長しているかどうか、
それが問われているのだと思っています。
アフターメンテナンス、アフターフォロー、書面による保証書etc
お引き渡し後のサポートに関して、消費者の多くが気にされるのは、殆どがハードに対して、です。
それはそれで修補、メンテナンス対応は、その都度内容に応じて、特に期限を設けず対応させていただいているのですが、
私が一番重視しているのは、
上記の通り、人間としての成長、企業としての成長、です。
お客様にとって、自分たちの家づくりを任せた担当者である小川勇人という人間が、小川の家という企業が引渡し後も持続的に「しっかり成長、発展している」かどうかというのは、
私が買い手の立場なら、極めて重要なアフターフォローです。
だって、自分が依頼した会社が倒産してたら嫌ですよね。
偽装が発覚したりしてたら、イヤですよね。
昔はよかったのに、、、もイヤですよね。
コロコロ変節するのも、イヤですよね。
売れさえすれば、なんでもやるんだ、もイヤですよね。
何年経っても「小川さん、元気っすね」みたいな関係。
相変わらず、一貫して、ポリシーもって、やり続けてますね。
やっぱり、小川さんに依頼してよかった。そう思って頂けるかどうか。
家づくり以外でも
「小川さんに相談したら、なにか良いアドバイスもらえるかも」みたいな信頼感。
いざとなったら、小川さんに相談したら、
なんとか解決してくれるんじゃないかな、とか。
そういうのって、保証書で保証できるものではない。
ハードではなく、ソフト。
数値化も視覚化もできない。目に見えない信頼感。
そんなこんなで、
Iさんとはいろんな人生の悲喜こもごもについて談笑しました。
家を建てるという選択、判断、決断、実行は
これからの人生を自分で決める行為です。
で、iさんが帰り際にこうおっしゃってくださいました
「いやー、来て良かった。
 小川さんに会えて、パワーもらいました^^」と。
別に、Iさんが悩み相談にきたわけではありませんが(笑)
中年男子のいろんな葛藤に対して、
私なりの視点で、知見や情報で、経験で、
多少なりともお役に立てることがあれば、
全力で提供・還元させていただきたいと常々思っています。
私は大工さんではないので、職人さんではないので、
ハードを修繕することはできません。
でも、ソフト~ものの見方、捉え方、解決策~に関しては、
それなりに鍛えられています^^
小川の家に依頼すれば、家というハードだけでなく、
小川勇人の実践知についても期限を定めることなく、
私が生きている限り、提供させていただきます。
子育て優先の家づくりを掲げて15年。
私と弊社を信頼して家づくりを
依頼してくださったお客様と、
こういう人間関係が構築できることを目指して、
ずっとやってきました。
Iさんがお越しくださって、
小川の家での10年間の日常が、
幸福に過ごせたこと、
保育園に通っていた子どもたちが、
心身ともに健やかに成長して高校生になったことを知ることができ、
また、これからの人生について相談して下さったことが
私にとってはすごく幸せなことでした。
家づくりという家族の人生を大きく左右する事業をさせて頂いているわけですから、人生において、何かあったら頼りになる、
そんな人間・企業を目指して精進したいと思います。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。