心豊かで健康な暮らし

仕事が暇だから、家を建てるわけではない。

「主人は仕事で忙しいから、きちんと対話することができない」
家を建てるかどうかも含めて、
住まいの問題に関して、
夫婦で対話をすることが困難である、
という相談はよくあります。
そもそも論として、
子育てを優先した家づくりを選択して、
小川の家に依頼して下さった夫婦は
「暇だったからできたのか?」
答えはNo.
共働きかどうかに関係なく、
職種に関係なく、
みなさん、夫婦それぞれ、
やらなきゃいけないことはたくさんあって、忙しい。
忙しいけど、その日々の、目先の多忙を理由にして
住まいの問題の決着を、これまで同様、
いつまでも先送りしてよいのか?
と現実ときちんと向き合った時、
「いま、決着をつけてしまおう」と奮起するわけです。
※子どもの年齢と時間、自分の年齢と残された住宅ローンの返済期間を考えれば、
 自ずと決断できます。
家を建てるとはいえ、
夫婦が日々の仕事をすべて放棄して、犠牲にして、
職人さんの代わりをするわけではありません。
私たち小川の家が窓口となり、
それぞれの数多の専門業者さんたちを総動員して
ご家族の家づくりを引き受けるわけです。
「主人の仕事が忙しくて、、、、」という理由、
夫の態度というのは、
要するに、妻と子どもの危機感、困窮に対して、
「後回しでよい」という判断に過ぎません。
解決する必要性が低い、ただそれだけです。
結婚してから、24時間365日、
不眠不休で働き続けるなんてことは不可能ですし、ありえません。
そんなことをすれば、数日で倒れ、場合によっては死に至ります―労災―
雇用主がそんなことを労働者に強いれば、ブラック企業どころか、犯罪です。
時間はあります。
不足しているのは
・愛情
・現状に対する正しい認識
・コミュニケーション
です。
住居は、家族の日常生活の拠点です。
住居の問題とは、家族の生活の問題です。
これにきちんと向き合わないということはすなわち、
家庭はどうでもよい、ということになります。
あるいは、
相談を求める側―多くは妻、母親、子ども―が真に困っていない。
つまり、今の住居で充分満足している。
真剣に何とかしたいと思っているにもかかわらず、
パートナーが多忙を理由に、
対話のテーブルについてくれない=時間を確保しないという態度(事実)は、
夫婦の関係性に深刻な問題があるということを意味します。
このままいったらどうなるのか?
離婚する予定、一家離散する予定がないかぎり
家族の生活拠点である住居の問題は、
夫婦間で納得する形で決着をつける必要があります。
そのためにはまず、個人としての意思、方針を決める必要があります。煩悩を削ぎ落しましょう!

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。