
他人のマイホームを比較検討するときには、その施主の資金制約も確認しなければ意味がない
マイホームを購入する際に、
多くの人がモデルハウスや完成体感会へ足を運ぶ。
マンションや建売住宅のように
売買物件の価格が先に決まっていて、
明示されていれば
その価格から自分が出せる頭金を除した額が
住宅ローン借入額となり、
その必要な借入額を自分が返済できるかどうかで
その物件が、少なくとも経済的に、
自分たちの能力に見合ったものかどうか、
判断ができます。
たとえば3000万円のマンション
頭金を500万円出せるのであれば、
借入は2,500万円
ここで重要なことは
「あなたは何歳なのか?」ということ
手に職がある人を除けば
通常「定年」があります。
つまり、30歳の人と40歳の人とでは年収が同じでも、
借入額2,500万円の返済能力はちがう。
だって、稼げる期間が10年ちがうわけですから、
これから得る総収入の額は桁がちがってきます。
モデルハウスの場合、
オプションも含めて、
建設費用が明示されていれば、
上記のやり方ができます。
ただ、実際には土地から購入するのであれば、
土地代金+諸費用も発生するわけですから、
その分も含めて、検討する必要がある。
一般消費者が一番まちがった認識を抱くのが
個人住宅の注文住宅の完成物件をみて、
判断材料としてしまうこと。
個人住宅の、施主の厚意による完成体感会では、
その物件が完成するまでに、
総費用がいくらかかったのか、まず開示されない。
(個人情報ですから当然です)
建物代金のおおよそを開示されたとしても、
土地から購入して諸費用も含めて、となるとオープンな情報は得られない。
さらに、もっとも肝心なことであるその施主が
年収いくら、頭金いくら、年齢、職業、親族からの援助金の有無とその額、
住宅ローン借入額と返済条件を開示されることはない。
つまり、そもそもその施主がどれほどの資金事情だったのか、
その大前提を確認せずに、
建物だけみて、広さ、間取り、設備、デザイン、品質をみて、
あーだこーだと「我が家の判断材料」にしてしまうわけです。
これってまちがっていると、私は考えます。
他人のマイホームを比較検討材料にする際には、
必ず、その人がいくら支払っているのか、
その資金準備、収入など懐具合も含めて、
把握することもセットにする必要があります。
私はこれまで1500組以上の家庭、
親族間の「リアルな」資金事情(制約)を見て、知っています。
まさに千差万別です。
家族構成が同じだからといって、
建物のサイズや間取りが同じがよいというわけではありません。
なぜなら、稼ぐ力がちがうからです。
そりゃそうだ、となるわけですが、
家づくりにおいては、当人夫婦はもちろん、親族関係も出てくると
お金の事情も正しく把握せずに、
建物や立地条件などで、あーだこーだ、
もっといいのがある、もっとできるはず、みたいな状況に陥る。
なかには
「他人のものと比べても意味がない」と
そういう他人の建物を見て回ることをまったくしない方もいます。
完成体感会に足を運ぶとしても、
その家がどんな家か、ではなく、
その住宅会社が実際には、どんなものをつくっているのか、
それを見極めるため、です。
(モデルハウスとはつくっているもの(品質)がまったく違うケースはよくある)
マイホーム、家づくりというのは、
他人のマイホームと比べて云々ではない。
自分たちの稼ぐ力、支払い能力、貯蓄額などを
正しく把握して、自分たちが望む暮らしを叶えるためには、
そこからその大切なお金をどう使えばよいのか、
を住宅会社の担当者と検討する。
なんでもできます、という姿勢も重要ですが、
あなたには、それは無理である、
なぜならば、あなたの稼ぎに見合っていないから
ときちんと伝えてくれる住宅業者こそが
あなたの望む暮らしを叶えてくれる真のパートナーになると私は考える。
今の世の中、きちんと向き合って、
自分に都合の悪い事実を伝えてくれる人って貴重だと思います。
まずはご自身の資金事情を正しく把握したい方は
家づくり診断の申込みをされてください。
info@ogawanoie.jp